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キーの方が手元に流れてくるキーボード、Googleが設計図を公開

GoogleのGboardチームは2026年10月1日、ベルトコンベアーに載ったキーが手元へ流れてくるキーボード「Gboard くるくるバージョン」を発表し、自作するための設計データをGitHubで公開した。同チームによる新しいキーボードの提案シリーズの15回目で、101個のキーを持つ「101キーボード」にちなんで10月1日に公開したという。製品として発売する予定はない。

同チームは、従来のキーボードは両手で使う前提で作られており、片手や指1本で打とうとすると腕や手のひらを大きく動かす必要があったと説明する。そこで同チームは、手を動かす代わりにキーボードの側を動かした。使う人は、ベルトの上を流れてくるキーのうち、打ちたい文字が手元に来たものを押す。ベルト1本に29個のキーが並び、大文字と小文字を直接入力できるとしている。同チームは、片手ですべての文字を入力できるため、マウスと同時に操作できるともうたう。

ビルドガイドによると、29個のキーを付けたベルトを4列並べ、薄型のキースイッチ「Kailh Choc V1」とキーキャップを116個ずつ使う。ベルトのコマ、ベルトを送る歯車、ケースなどの3Dプリント部品は18種類、計157個ある。小型のギアモーター1個でベルトを回し、モーターを制御するボードにはM5Stackの「ATOMS3 Lite」を使う。

ただし、現在のビルドガイドに載っているのは、モーターでベルトが回ってキーが流れる「キーが流れるモデル」の作り方だ。Bluetoothで接続して文字を入力できる「Bluetooth接続モデル」と、回路や電子部品に関するドキュメントは「今後公開予定」としている。キーを読み取るファームウェアのソースコードとビルド済みのバイナリは公開済みで、キーの割り当てを書き換えられる。

同チームは今後、カラーバリエーション、ハイスピードモード、文字の種類を増やしたロングバージョン、持ち運びに向くショートバージョンの開発を検討しているという。同チームは2025年に、電話機のダイヤルのように回して入力する「Gboard ダイヤルバージョン」の設計データを公開していた。

設計データは、3Dプリント用のSTLファイルとファームウェアを含め、GitHubの「mozc-devices」リポジトリで公開している。リポジトリのライセンスはApache License 2.0だ。

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FabScene編集部

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