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IKEAの目覚まし時計「KORTLINJE」を42×9ドットのLED表示器に改造

IKEAの目覚まし時計「KORTLINJE」の表示部を、Raspberry Pi Pico 2 Wから自由に書き換えられるようにする改造が、オープンソースのファームウェア「Kortlinje」としてGitHubで公開された。作ったのはノルウェーの開発者Jan-Petter Gundersen氏だ。同氏はIKEAのLEDパネル「FREKVENS」「OBEGRÄNSAD」をESP32で動かす改造「Frekvens」を2025年7月に公開しており、今回はその構造を土台にした。

KORTLINJEは温度と湿度も表示する目覚まし時計で、表示部はドットを並べた作りになっている。IKEAの製品ページによると、電源はUSB Type-Cで、単4電池2本は停電時に時刻とアラームを保つためのバックアップに使う。ラトビアのIKEAでは19.99ユーロ(約3500円)で販売している。

同氏の資料によると、裏ぶたは電池ぶたの下のねじ5本と右側の爪2カ所で留まっている。基板には表示やブザー、ボタン、明るさセンサーをまとめて制御するチップがある。改造ではこのチップをはんだごてで外し、代わりにPico 2 Wを配線する。Pico 2 Wは3個のLEDドライバー「VK1640」に直接信号を送り、横42×縦9ドットの表示を制御する。

電源の配線は2通りある。Pico 2 Wの電源端子を使い分ける配線にすると、本体の単4電池がそのまま働き、停電や再起動の後も時刻を保てる。同氏は電池の回路を通さない簡単な配線も示しているが、その場合は起動のたびに時刻を合わせ直す必要がある。

現時点で動くのは、表示、ボタン、ブザー、明るさセンサーだ。表示モードは、文字を横に流すテキスト表示、自動で動くスネークゲーム、スペクトラム表示を模したイコライザーの3種類がある。温湿度センサーは、同氏が通信手順を解読したものの、ファームウェアへの組み込みは済んでいない。HTTPやMQTTによる外部からの操作も準備中だ。同氏はREADMEで、現在はファームウェア開発者向けの段階で、一般向けの改造ガイドは機能がそろってから出すと書いている。

配線図とピン割り当て、ソースコードはMITライセンスでGitHubに公開されている。細かいピッチのはんだ付けが多いと同氏は注意しており、IKEA製品を分解して表示器に作り替えたい人には、配線図までそろった手がかりになるだろう。

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FabScene編集部

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