建設現場のタワークレーンを、コンクリートを積み上げる3Dプリンターに変える装置「ASCEND」を、オーストラリアのLUYTENが発表した。最大で高さ100m(328フィート)の高層をコンクリートで造形できる、世界初のタワークレーン型3Dプリンターだとしている。
3Dプリンターで建物を作る技術は、ノズルからコンクリートを少しずつ押し出し、設計データに沿って1層ずつ積み上げて壁などを作る。型枠が要らず、材料の無駄や人手を減らせる点が利点だ。ただ、装置の大きさが造れる建物の高さを縛り、これまでは低層が中心だった。
ASCENDは、もともと高い建物を建てるために使うタワークレーンの構造を土台にする。クレーンの届く範囲をそのまま使うことで、高層の造形に対応する。LUYTENは、クレーンの構造とロボットによる造形、AI、デジタルの建設手順を1つにまとめたとしている。
同社は、高層ビルや多層の建物、インフラの建設を、より速く効率よく進めるための装置だと位置づける。