OpenAIが、AIコーディングツール「Codex」を手元で操作するための専用キーボード「Codex Micro」を発売した。設計はキーボードメーカーのWork Louderと共同で手がけた。価格は230ドルで、記事初出次点では日本向けには3万7900円が表示される。同社のオンラインストアで販売する。日本への送料は別にかかり、東京都内宛てでは8952円だった(2026年7月16日時点)。
Codexは、指示を出すと自分でコードを書いて実行するツールだ。複数の作業を並行して走らせられるが、画面上でどれが動いていて、どれが返事を待っているのかを追うのは手間がかかる。Codex Microは、その把握と切り替えを物理的なキーに移す。
キーは13個のメカニカルスイッチで構成する。作業ごとにキーを割り当て、それぞれがCodexの状態に応じてRGBで光る。考え中か、実行中か、待機中か、終わったかが、キーの色で分かる。押せばその作業に切り替わる。
天面にはジョイスティックとダイヤル、タッチセンサーを1つずつ載せた。ジョイスティックを弾くと、プルリクエストのレビューやデバッグ、コードの整理といった、よく使う一連の作業を呼び出せる。ダイヤルを回すと、AIにどれだけ深く考えさせるかを段階で変えられる。軽い作業は浅く速く、込み入った作業は深く、と手を止めずに切り替える狙いだ。専用のキーには、実行の承認と却下、押している間だけ音声を拾う入力、新しいチャットの開始などを割り当てた。
公開した紹介動画では、キーを押しながら「cold」を「warm」に1文字ずつ変えるブラウザーゲームを作るよう話しかけ、ノートパソコンのキーボードに触れないままプロンプトを入れる様子を見せている。割り当てはすべて変更でき、よく使う操作を好きなキーに置ける。
本体はポリカーボネートとアルミニウムをCNCで削り出し、底面はサンドブラストのうえアルマイト処理を施した。キーキャップはPBTとPCで、ジョイスティックのキャップはラバー製になる。スイッチはPOMとPOKを使い、購入時にクリッキーか静音かを選ぶ。接続はBluetoothとUSB Type-Cの両対応で、MacとWindowsで使える。
同梱物は本体のCreator Microと、USB Type-Cのケーブル、Codexのアイコンを刻んだキーキャップのセットだ。ソフトウェア側はChatGPT CodexとWork Louder Inputを使う。保証とサポートも付く。