ウェアラブルセンシング技術を開発するORPHEは2026年5月20日、足の形状に合わせて設計するカスタムインソールと、歩行時の圧力・動きを計測するスマートインソールを一体化した新サービス「ORPHE INSOLE CUSTOM」を発表した。IT企業のQ’sfixとの共同開発で、同日よりオーストラリア・メルボルンで開催中のDigital Health Festival 2026に出展している。
従来、足形に合わせたカスタムインソールと、センサー内蔵のスマートインソールはそれぞれ独立した製品として販売されてきた。カスタムインソールはサポート性の向上を目的とするが、装着後の変化を数値で把握する手段がなかった。一方のスマートインソールはデータ取得はできるものの、足に合わせた最適化との連携は難しかった。ORPHE INSOLE CUSTOMはこの2つを統合することで、カスタマイズによる歩行の変化をデータとして継続的に記録・分析できるようにする。
センシングには既存の「ORPHE INSOLE」の技術を活用する。6軸モーションセンサ(加速度・ジャイロスコープ)と複数の圧力センサをインソール内に内蔵しており、日常生活を妨げない形で長時間の計測が可能だ。取得したデータは専用アプリや外部機器と連携して確認・分析でき、専門家によるフィードバックにも活用できる。なお本サービスは医療機器ではなく、身体の動きの理解を支援するツールとして位置付けられている。
ORPHEは今後、医療領域への応用と工場現場における安全管理(作業者のリスク傾向の把握)への展開も視野に入れているとしている。