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PrusaSlicerが画面を全部作り直し、Slic3rの公開から15年で最大の更新

Prusa Researchが2026年9月1日、スライサーソフト「PrusaSlicer 3.0」の最初の公開プレビューを公開した。同社によると、PrusaSlicerの歴史で最大の更新になる。前身のSlic3rが最初のコードを登録した日からちょうど15年の節目でもある。

起動して最初に気づくのはユーザーインターフェースだろう。ボタンの配置を変えた程度ではなく、完全に捨てて書き直したという。上部にツール、左にシーンブラウザー、右に文脈依存のパネルを置く構成で、右パネルの中身は選択したものによって変わる。塗りツールを使っていれば塗りに関する項目が出て、オブジェクトを選べばそのオブジェクトの設定が出る。キーボードショートカットはほぼ従来どおりだ。

ベッドの扱いも変わった。複数ベッドは2.9.0で入ったが、実装は意図的に最小限だった。3.0ではベッドがプロジェクトの構成要素になり、ベッドごとに別の設定を持てる。1つのプロジェクトでMK4SとXLを並べて準備し、モデルをドラッグで移動することもできる。2.9.xにあった9ベッドの上限はなくなり、スライスは並列で走る。

プロファイルの体系も作り直した。従来はマルチツール機をうまく記述できなかったためだ。Prusa XLのようにツールごとに0.25mm、0.4mm、0.6mmと違うノズルを付ける機械では、プリンタープロファイルを3つ用意して切り替える必要があった。PrusaSlicerが始まった当時、マルチツール印刷は構想段階で、後から来たものを元の構造にハードコードするしかなかった。3.0では体系を階層化し、ノズルの選択がツールの選択ボックスから選ぶだけになる。

プラグイン機構も入った。既定でサンドボックス内で動き、ディスクへの一般的なアクセス、読み込んだプロジェクト外のデータ、ネットワーク通信のいずれも遮断する。公開市場を準備中で、投稿されたプラグインは審査を通す。未検証のものも自己責任で導入できるが、サンドボックスの外へは届かない設計だという。

プロファイルの形式は.iniから.yamlへ移った。ただし2.xで作った3MFプロジェクトは正しく読み込め、設定は自動で変換する。ソースコードはGitHubにAGPLで公開しており、プレビュー版は同社のブログから入手できる。

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FabScene編集部

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