技術評論社は、Raspberry Pi Pico 2 Wを使ったIoT電子工作の入門書「ラズパイPico 2 W かんたんIoT電子工作レシピ」を、2026年5月27日に発売する。著者は、Raspberry Pi関連の情報発信ブログ「sozorablog」を運営するそぞら氏。判型はB5変形、328ページ、定価は3300円(税込)。電子工作もプログラミングも未経験の人を対象に、1300円程度のマイコンボード「Raspberry Pi Pico 2 W」とMicroPythonで、ネットと連携する作品を作る手順をまとめた。
本書はPython文法の基礎解説からスタートし、Pico 2 Wの本体LED点滅、ボタン入力、温度センサー値の取得、Wi-Fi接続といった基本操作までを押さえる。第3章以降では、ブレッドボードとジャンパーワイヤーで組む実装の進め方や、入出力端子(GPIO)にピンヘッダーをはんだ付けする方法を扱い、はんだごての出番は最小限に抑えた。各章は異なるパーツとサービスを組み合わせて学べる構成で、興味のある章から読み進められる。
収録される10種類の作品レシピは、LEDの明るさで天気予報APIの降水確率を表示する装置、サーボモーターで文字盤を回す「ごみの日お知らせ装置」、IoTプラットフォーム「Blynk」と連携してスマホから動かす「お風呂の湯はりボタン遠隔操作装置」、2台のPico 2 Wをソケット通信させる「玄関のカギ状態を遠隔確認する装置」、OpenSky Networkの航空機データをST7735液晶に表示する「飛行機レーダー風表示装置」など。後半の2章ではChatGPT APIを呼び出す題材として「洋服選び提案ChatGPTロボット」と「乾き具合をAIで予測する装置」が登場し、第2章にはChatGPTを電子工作の調べもの・回路アイデア出しに使うコツの節も置かれた。
著者のそぞら氏は2021年からRaspberry Piに関する情報発信を続け、ブログ「sozorablog」を運営。先行刊行の『ラズパイPico W かんたんIoT電子工作レシピ』に続く2冊目で、今回は無線対応で世代が新しい「Pico 2 W」に対応する。