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東芝がCortex-M4搭載の汎用マイコンを量産開始、5V系の機器にも対応

東芝デバイス&ストレージは2026年10月8日、Arm Cortex-M4コアを載せた汎用マイコン「TXZ+ファミリー エントリークラス M4Hグループ」の量産を始めたと発表した。エアコンや洗濯機などの家電、複合機、工場の自動化機器で、小規模なシステム制御に使うことを想定している。同社は2026年5月26日にエンジニアリングサンプル(評価用の試作品)の提供を始めており、今回の発表で量産に移った。

同社はM4Hグループを、特定の用途に絞らず、電源条件や周辺機能の汎用性を重視した「スタンダードマイコン」と位置付ける。エントリークラスの製品ながら、浮動小数点演算ユニット(FPU)付きのCortex-M4を採用し、最大120MHzで動作する。

電源電圧は2.7〜5.5Vの単一電源で、同社は3V系と5V系のどちらのシステムにも使えるとしている。M4Hグループは精度±1%の10MHz発振器を内蔵する。同社は、これにより外付け部品を減らせると説明し、既存機器の派生開発から新規設計まで使えるとうたう。

M4Hグループの内蔵メモリーはコードフラッシュが256KB(書き換え10万回)、RAMが18KB(パリティー付き)となっている。周辺機能としては、12ビットADコンバーターと32ビットタイマーのほか、UART、SPI、I2Cのシリアル通信を備える。ブラシレスDCモーターを制御する回路「A-PMD」も1チャネル内蔵している。M4Hグループは機能安全の対策として、ウオッチドッグタイマー、電圧の検知回路、発振周波数の検知回路も備える。

品種は3種類で、実装面積や実装条件に応じて選べる。3品種はパッケージとI/Oのピン数が異なり、LQFP64(10×10mm)のTMPM4H4FYUGが51ピン、LQFP48(7×7mm)のTMPM4H2FYDUGが37ピン、LQFP44(10×10mm、0.8mmピッチ)のTMPM4H1FYUGが33ピンだ。

同社は評価と開発の支援として、製品ドキュメント、サンプルソフトウェア、周辺機能の制御用ドライバーソフトウェアを提供する。Armのエコシステムパートナーと連携した評価ボードや開発環境も順次展開するとしている。価格は発表資料に記載がない。

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FabScene編集部

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