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洗浄と乾燥も1台でこなす光造形3Dプリンター「UniFormation S10」

香港のUniFormationは、造形から洗浄、乾燥までを1台でこなす光造形3Dプリンター「UniFormation S10」のクラウドファンディングを、Kickstarterで実施している。光造形は、液体の樹脂に光を当てて固める方式だ。本体1台のプランは7840香港ドル(約16万円)で、同社は通常価格を1299ドル(約20万円)としている。支援は2026年12月1日23時59分(日本時間)まで受け付け、2027年3月に届ける予定だ。

同社は、造形した部品を洗浄液で洗い、乾かす後処理を簡単にするとうたう。造形物を複数の機械の間で移しながら、樹脂で部屋を汚す手間をなくすという。S10は、造形、洗浄、乾燥の3つのモジュールを1台にまとめた。各モジュールは独立して動き、1つが故障しても残りは使えるという。

洗浄は自動で2回繰り返す。洗浄部のふたには排液の通り道があり、洗浄液が樹脂の槽に垂れるのを防ぐ。乾燥では造形台を270°回し、35〜45℃の温風を部品の複数の面に当てる。発熱体には、赤熱する部分のないPTCセラミックヒーターを使う。洗浄と乾燥のモードや時間は変えられ、乾燥を長めにすると、造形台が樹脂の槽の上に戻る前に洗浄液のイソプロピルアルコール(IPA)を取り除ける。同社によると、折りたたみ式の硬化用モジュールと組み合わせれば、ほかの機器を用意せずに一連の作業を終えられる。

液晶は10.1型で、解像度は16Kだ。同社は、遊びの少ないC5級のボールねじを使い、層ごとの精度を保つとしている。S10は圧力センサーで1mm程度の異物を検知し、造形の失敗を防ぐという。同社の新しいスライサー(造形データを作るソフト)には、5種類の樹脂に合わせた設定が用意されている。洗浄用のステーション「Fluid Hub」を使えば、1台にS10を最大3台つなぎ、2台を同時に洗浄できる。

光造形の樹脂のにおいについて、同社は密閉した浄化の仕組みで抑えるとしている。外へ排気したい場合は、同社のモデル共有サイト「UniGalix」で公開する換気用のアダプターを3Dプリントして背面のカバーと付け替え、排気用のホースをつなげられる。

同社は2021年に設立された。配送先は世界各国で、米国、英国、カナダ、オーストラリア、EUへの注文は、各地域の倉庫から発送するとしている。

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FabScene編集部

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