
香港のLitejam Guitarsが、フレットボードが色とりどりに光るエレキギターのクラウドファンディングをKickstarterで開始した。スマートフォンアプリと連携し、押さえるべき弦の位置をLEDライトで表示することで、ギター初心者の練習をサポートする仕組みだ。
「Litejam」の最大の特徴は、フレットボード全体に配置された24個のジャンボフレット内にRGB LEDを組み込んだ点にある。本物のローズウッド指板を使用しながら、各フレット位置にフルカラーのLEDライトを配置。専用アプリと連動することで、コードやスケールの指の位置を色分けして表示する仕組みだ。
ギター本体はSuper STタイプのボディ形状で、バスウッド材を採用。HSHピックアップ配置で、メイプルネック、24ジャンボフレットを搭載する。内蔵バッテリーは4000mAhで、使用状況に応じて8時間から10時間の連続使用が可能という。USB Type-C端子での充電に対応し、Bluetooth接続で専用アプリと連携する。

ギター本体はSuper STタイプのボディ形状で、バスウッド材を採用。HSHピックアップ配置で、メイプルネック、24ジャンボフレットを搭載する。内蔵バッテリーは4000mAhで、使用状況に応じて8時間から10時間の連続使用が可能という。USB Type-C端子での充電に対応し、Bluetooth接続で専用アプリと連携する。
専用アプリには3つの主要モードが用意されている。「Chord Mode」では、Cメジャーからバリエーションまで12のルートコードと50以上のコード変化形を表示。指のポジションを色分けして示すことで、コード習得を視覚的にサポートする。赤がインデックス(人差し指)、緑がミドル(中指)、青がリング(薬指)、オレンジがピンキー(小指)として色分けされる。
「Scale Mode」では、CからBまでの12のルートキーと、メジャー、マイナー、ペンタトニックなど18種類のスケールタイプに対応。赤いLEDでルートノート、青いLEDで選択したキーの有効音を表示する。垂直パターン選択機能により、特定のフレットポジションに焦点を当てた練習も可能だ。
「Perform Mode」は演奏時の視覚的効果を重視したモードで、Flow、Slide、Sync、Holdの4つのダイナミックライト効果を選択できる。カスタムカラー設定、明度・スピード調整機能も備え、ライブパフォーマンスやコンテンツ制作での活用を想定している。
現在のアプリには上記3モードのほか、音響連動機能「Follow Sounds」、内蔵チューナー機能も搭載。英語、中国語、タイ語に対応し、今後追加言語への対応を予定している。

将来のアップデートでは、AI搭載のコード検出機能「Chord AI」、タブ譜とテンポコントロール機能、音楽配信プラットフォームやMP3ファイルからのコード検出・音楽統合機能、ミニギター学習ゲームなどの追加を計画している。
Kickstarterでの販売価格は、Super Early Bird特価329ドル(約4万6000円)から。Early Bird価格349ドル(約4万9000円)、Ultimate Bundle415ドル(約5万8000円)となっている。Ultimate Bundleにはギター本体のほか、ストラップ、スタンド、ケーブル、アンプなどが含まれる。
日本への配送料は40ドル(約5600円)。プロジェクトのタイムラインによると、2025年8月に量産開始、2025年10月から12月にかけてバッカーへの出荷を予定している。
同社によると、プロトタイプの製作と検証は完了しており、信頼できる製造パートナーとの連携も確保済みという。ただし、部品調達や生産立ち上げ、物流面での遅延リスクについても言及している。