部屋の明るさに合わせて画面の明るさを自動で変えたい。そう思っても、机の上にもう一つ黒いセンサーを置くのは味気ない。そんな課題に、mkdsfm氏はデスクに飾れる花の形で応えた。自作の環境光センサー「LumaBloom」は、花の中心に隠したセンサーで周囲の明るさを測り、WindowsパソコンのモニターをつないだUSB越しに、画面の明るさを自動で調整する。
環境光センサーは、周囲がどれくらい明るいかを測る部品だ。LumaBloomは、花の中心に「KY-018」という光センサーを仕込む。この値をマイコンの「ESP32-C6」が受け取り、扱いやすい0から1000までの数値に整えて、USB経由でパソコンへ送る。受け取ったWindows用のアプリが、その明るさに応じてモニターの輝度を変える仕組みだ。
使うボードは、小さな液晶付きの「Waveshare ESP32-C6-LCD-1.47」で、本体の液晶に動作の状態を表示する。パソコン側のアプリは、周囲の明るさとモニター輝度の対応の仕方を、利用者が細かく調整できる。明るさの変化の曲線や、急な変化をならす度合い、ちらつきを防ぐための遊びの幅などを、好みに合わせて設定できる。
セットアップの流れも公開されている。ESP32-C6が光センサーの値を読んで液晶に表示し、Windowsアプリがつないだデバイスを見つける。アプリが今のモニター輝度を基準として送ると、デバイスはそれに合わせた数値を流し始める。あとは周囲の明るさに追従して、画面が自動で明るくなったり暗くなったりする。
花の形のケースは3Dプリントで作れる。印刷用のデータや設計元のファイル、写真が用意されている。ファームウェアやWindowsアプリのソースコード、配線図、部品リスト、組み立て手順も公開されている。ケースの3Dデータは非商用の条件で使えるライセンスだ。机の上の道具を、作業場の一部として楽しく見せたい人には、参考になる作りだろう。