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ラズパイ5のポケットサイバーデッキ、樹脂でなく真鍮パイプで組んだ4インチ機

自作の携帯コンピューター「サイバーデッキ」は、Raspberry Piと小型ディスプレイを3Dプリントの樹脂ケースに収める作り方が定番だ。これに対してMakerのVector氏は、樹脂ケースを使わず、3mmと2mmの真鍮パイプと1mmの銅線でフレームを組んだ手のひらサイズの端末「Pocket Cyberdeck」を公開した。部品表から配線、セットアップ手順までを自身のWebサイトにまとめている。

中核はRaspberry Pi 5で、映像と操作には4インチのHDMIタッチスクリーンを組み合わせた。文字入力にはM5StackのCardKBを使う。CardKBはI2Cで接続する名刺サイズのキーボードで、配線が数本で済むため、限られた面積に物理キーボードを載せたいときに向く。電源まわりは、バッテリー充電モジュールと昇圧モジュール、残量表示モジュールを組み合わせ、Raspberry Pi 5用の冷却ファンも収めた。

骨組みには太さの違う真鍮パイプ(3mmと2mm)を使い、1mmの銅線で細部をつなぐ。樹脂ケースに覆われないぶん、金属の骨格がそのまま外から見える仕上げになる。

ソフト側では、CardKBをOSに正式なキーボードとして認識させる手順を示している。I2Cを有効にし、i2c-toolsでアドレス0x5Fに反応するかを確かめたうえで、uinputカーネルモジュールを使ってUSBキーボードとして振る舞わせる。さらにsystemdのサービスに登録し、起動時に自動で常駐するよう設定する。動作確認はRaspberry Pi 5上のUbuntu 24.04またはPi OSで取れている。

手のひらに収まる大きさにRaspberry Pi 5を積み、タッチ操作と物理キーボードでの文字入力を両立させた構成は、持ち歩ける小型のLinux端末を自分で組んでみたい人には参考になるだろう。部品表と配線図、CardKBの設定用コードが公開されているため、同じ構成をたどって再現しやすい。

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FabScene編集部

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