
redditユーザーのheiwiwnejo氏が、Raspberry Piとe-inkディスプレイを組み合わせたバイクコンピューターの製作過程を公開した。初日の投稿では基本的な表示機能とBluetooth Low Energyによるデータ受信が動作している状況を報告している。
システムはBluetooth Low Energyを使ってテレメトリーデータを受信し、スマートフォンがGPSデータのプロキシとして機能する仕組みだ。現在はモックデータでの動作確認が完了しており、今後コンパニオンアプリのセットアップを予定している。作者は将来的に内蔵アンテナの追加も検討していると述べた。
e-inkディスプレイには現在の速度(25.8km/h)、走行時間、平均速度と最高速度(22.8km/h、35.4km/h)、標高(123m)、接続状況などの基本的なサイクリング情報が表示される。デバイス本体は小型で、青色LEDが動作状況を示している。
コメント欄では、e-inkディスプレイが日光で劣化する可能性についてUVフィルターの設置が推奨された。また、より効率的な設計として、Raspberry Piの代わりにnRF52マイコンを使用すればコイン電池で数日間動作できるとの指摘もあった。
これに対してheiwiwnejo氏は「正直に言うと、たまたまRaspberry Pi Zeroが手元にあって何か学びたかったから」と製作動機を説明し、学習目的でのプロジェクトであることを明かした。
heiwiwnejo氏の投稿は製作初日の状況として公開されており、今後の進展もありそうだ。個人のDIYプロジェクトとして、既存の商用バイクコンピューターに対するユニークな代替手段を提示する事例といえる。
関連情報
Day 1 of building a Pi e-ink bike computer – reddit