APPLE TREEは2026年6月17日、全国に置いた3Dプリンターをネットワークでつなぐオンデマンド製造サービス「PRINThub(プリントハブ)」のサービスサイトを公開した。料金体系や製造の流れ、対応できる範囲を示し、サービスの提供体制を整えた。
PRINThubは、各地の3Dプリンターを束ねて、試作から小ロット量産までを引き受ける。金型や大型の生産設備を使わず、3Dデータをもとに、必要な数を必要なときに造形する。データの入稿から造形条件の設定、製造、検品、納品までを一括で請け負い、短い納期で対応する。
造形にはBambu Lab製の3Dプリンターを中心に複数台を分散して使い、用途に応じて条件を管理する。名古屋工芸との協業では、名古屋を第1拠点として、分散型の製造ネットワークの運用を始めた。地域のものづくりの知見と、デジタル製造の技術を組み合わせる。
公開したサイトでは、利用の流れや料金、対応できる製造の内容を整理した。試作開発をする企業や、小ロット生産が必要な事業者、さらに個人のクリエイターまで、幅広い利用者を見込む。設計データさえあれば、自前の設備を持たなくても、必要な分だけ作れる。「必要なものを、必要なときに、必要な場所でつくる」をうたう。
金型を作らずに小ロットから対応できる点や、拠点を各地に分けて短納期で届ける点が、従来の量産とは異なる。APPLE TREEは、名古屋を第1の拠点として、分散型のものづくりを国内で広げることを目指すとしている。