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ラズパイにSDR・LoRa・GPS・RTCを追加する4機能HATが発売予告

ハードウェア販売サイトHacker Gadgetsが、ソフトウェア無線受信・LoRa通信・GPS測位・リアルタイムクロックの4機能をラズパイに一枚で追加できるHAT(拡張ボード)「RPi AIO」の発売を予告し、ウェイティングリストの受付を開始した。価格・発売時期はまだ公開されていないが、登録者にはベータテスト参加権と割引クーポンが提供されるとしている。

RTL-SDR(ソフトウェア無線受信機)は、RTL2832U + R860チューナーの組み合わせで100kHz〜1.74GHzをカバーする。特定の受信チップを搭載しない「ソフトウェア無線」方式で、受信した信号をソフトウェア(SDR++やGQRX等)で解析・デコードする。TCXO(温度補償水晶発振器)により周波数の温度ドリフトをほぼゼロに抑え、外部アンプに電源を供給できるBias Tee(5V、ソフトウェア制御)も搭載する。航空機のトランスポンダ信号(ADS-B)や気象衛星の電波受信などに活用できる。直接サンプリングモードでは100kHz〜28.8MHzの短波・中波帯も受信可能だ。

LoRaモジュールはSemtech SX1262チップを採用し、860〜960MHzで最大22dBmの出力に対応する。TCXOを内蔵して安定した長距離通信を実現し、スマートフォンアプリ不要でオフグリッドのテキスト・データ中継網を構築できる「Meshtastic」に標準対応する。基地局なしで数十kmの通信が可能なため、遠隔地のセンサーノードや緊急時通信インフラの構築に向く。

GPSモジュールはGPS・BeiDou(BDS)・GNSSのマルチコンステレーションに対応し、アクティブ・パッシブどちらのアンテナも使用できる。RTCモジュールはPCF85063Aチップ+CR1220バックアップ電池を採用し、電源を切っても正確な時刻を保持する。ラズパイにはハードウェアRTCが搭載されていないため、再起動後の時刻ズレが課題になる場面でも安定したタイムスタンプが得られる。

Raspberry Pi 3B・4B・5・CM4・CM5・Zero・Zero 2Wに対応する。なお、LoRaモジュールは電波を発信するため、日本国内での使用には電波法に基づく技術基準適合証明(技適)の取得状況を確認する必要がある。

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FabScene編集部

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