ビット・トレード・ワンが、USBケーブルの状態をLEDの点灯で確かめるチェッカー「USB Cable Checker Lite」を2026年8月7日に発売する。型番はADUSBCIMLEで、価格はオープン価格、市場想定売価は3480円前後(税抜)となる。同社は本製品の発売にあわせ、従来品の「USB Cable Checker2」を終売とする。
手元のUSBケーブルは、見た目では区別が付かない。充電しかできないもの、通信もできるもの、100Wを流せるものが同じ形をしている。断線や劣化も外からは分からない。同社はこうした診断に絞り、機能を削って小型化した。
チェックできるのは3つだ。1つ目はワイヤの導通で、VBUSやGND、CC、SBU、D+/D-、TX1/RX1、TX2/RX2といった線がつながっているかをLEDで示す。点灯のパターンからケーブルの種類も自動で判別する。2つ目はVBUSとGNDの間の抵抗値で、LEDの目盛りで表示する。充電が遅いと感じるケーブルを選り分けられる。3つ目はType-CのCCとVconnの抵抗値で、専用のLEDパネルに出る。
Type-C同士のケーブルでは、中に入っているeMarkerのチップを読み出し、給電能力を60W、100W、240Wの区分で示す。240Wは、USB PDの拡張規格であるEPRに対応する。ノートパソコンのように大きな電力が要る機器に使えるケーブルかどうかを、挿すだけで判別できる。
対応するのはUSB-AとMicro-B、Type-CとMicro-B、USB-AとType-C、Type-C同士の組み合わせだ。本体側の口はA面にUSB-AとType-Cが1つずつ、B面にType-CとMicro-Bが1つずつ並ぶ。USB4やThunderboltのケーブルも、物理的な結線までは確かめられるが、規格や通信速度の判別はできない。
従来品からの変更点は4つある。体積比で20%小さくなり、本体は約76×52×15mm、重さは電池を含めて約40gになった。給電能力の表示が240Wまで広がった。電源はCR2032のコイン電池に統一し、動作確認用の電池が付属する。表示はLEDのインジケーターに絞った。同社は、性能はほぼそのままだとしている。
割り切りもはっきりしている。USBポート側を調べる機能は載せていない。ポートの電力の役割やPDO、Alternate Modeを確認したい場合は、上位の「USB Cable Checker 3」を使う。USBケーブルは付属しない。同社は、LEDの点灯から測定値を読む形式のため、電子工作や電子回路の一般的な知識が必要だとしている。