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EspressifがWi-Fi 6モジュールを620円台で提供、最小ロットは1個

Wi-Fi 6とBluetooth 5に対応するEspressifの無線モジュール「ESP32-C61-MINI-1」が、正規代理店を通じて1個から買える状態になっている。米DigiKeyでのフラッシュ4MB版の単価は3.94ドル、日本円にしておよそ620円だ。100個まとめると1個2.96ドル、約470円まで下がる。基板に直接はんだ付けする表面実装型で、アンテナは基板上のパターンを使う。

載っているSoCのESP32-C61は、Espressifが2025年6月16日に量産開始を発表したものだ。32bitのRISC-Vプロセッサーを最大160MHzで動かし、2.4GHz帯のWi-Fi 6に対応する。Wi-Fi 6で加わったOFDMAやMU-MIMO、端末が起きる時刻をあらかじめ決めておくTarget Wake Timeを使えるため、多数の機器が同じ場所に集まっても通信が滞りにくく、電池の持ちも稼げる。BluetoothはLEの5系で、拡張アドバタイズやCoded PHY、2Mbps PHY、Bluetooth Mesh 1.1に対応する。

同じWi-Fi 6対応のESP32-C6との違いは、Zigbeeやスレッドで使うIEEE 802.15.4の無線を持たない点にある。そのぶん構成を絞って価格を下げており、Wi-FiとBluetoothだけで足りる機器に向く。外部PSRAMを増設できるため、内蔵メモリーの制約に縛られずに機能を足せる。周辺回路はSPI、I2C、UART、I2S、ADC、GDMA、ETM、アナログコンパレーターを備える。

モジュール側の仕様は、無線が802.11b/g/n/axとBluetooth 5.3、通信速度が最大150Mbps、送信出力が20.5dBm、受信感度が-105dBmとなる。電源電圧は3〜3.6Vで、受信時の消費電流は80〜87mA、送信時は95〜370mAだ。動作温度は-40℃から85℃まで対応する。開発環境はESP-IDFとESP-Matter SDKが正式に対応し、ESP-ATやESP-Hostedを使えば、別のプロセッサーに無線機能だけを足すコプロセッサーとしても動かせる。ESP32-C61-WROOM-1を載せた開発ボードのESP32-C61-DevKitC-1も、同じ代理店で9ドル、約1420円で扱っている。

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FabScene編集部

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