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3DGSで撮った実物を3Dプリンターへ、IZUTSUYAが変換サービスを公開

IZUTSUYAは2026年8月18日、3D Gaussian Splatting(3DGS)で撮影した.plyファイルをメッシュデータに変換するWebサービス「3DGS Mesh Converter」をベータ版として公開した。書き出せる形式はGLB、STL、OBJの3つで、STLを選べば3Dプリンターにそのまま持ち込める。3DGSはスマートフォンで数十枚撮るだけで実物そっくりの見た目を再現できるが、データが点の集まりのため、撮った後で行き止まりにぶつかっていた。

3DGSは、カメラで撮った数十枚から数百枚の写真をもとに、光の反射や柔らかな質感まで含めて見た目を再現する手法だ。ここ数年で実用の域に入った。ただし出力されるのはガウシアンと呼ばれる点の集合で、面で構成された従来の3Dモデルではない。ビューワーで眺める分にはきれいでも、Blenderで編集する、ゲームに使う、3Dプリンターで出力する、骨を入れて動かすといった作業に進めない。

変換する手段自体は存在するが、扱うには専門の知識が要る。同社には「撮ったデータを3Dプリンターで出力したい」という相談が繰り返し寄せられてきたという。

使い方は3段階だ。ブラウザに.plyをドラッグ&ドロップし、変換方式を選び、できたメッシュをダウンロードする。専用ソフトのインストールもGPUを積んだパソコンも要らない。処理は同社のサーバーで走るため、外出先のノートパソコンからでも同じように使える。アップロードできるファイルは500MBまで。

変換方式は2つある。計算変換は、点の分布から幾何的に形を起こす。生成AIを通さないので元のデータに忠実で、採寸や現況の記録のように形の正しさが要る用途に向く。所要時間は数秒から十数秒で済む。ただし同社は、この方式だけできれいに変換できるデータはまだ限られると認めている。

もう一方の高精細AI変換は、3DGSを四方向からレンダリングした画像をAIモデルに渡し、細部を補いながらメッシュを作る。ゲームのアセットのように整った見た目になるため、提案資料やデモに向く。所要時間は2〜4分程度になる。AIが補正する分、元データから一部が変わる場合があるとしている。変換が終わるとブラウザ上の3Dビューアーで回して確かめられ、元の3DGSのサムネイルと並べて見比べられる。

料金は月額制で、登録するだけで使える無料枠では計算変換を月5回まで試せる。有料プランはライトが月980円(計算変換20回、AI変換2回)から、ビジネスが月1万9800円(計算変換は月2000回まで、AI変換70回)まで4段階に分かれる。AI変換を使うには有料プランの契約が要る。

制限も明示されている。計算変換のデータは同社サーバー内で処理され海外へは送らないが、AI変換は海外のAIモデルを使うため、そのライセンス条件によりEU加盟国、英国、韓国からは利用できない。同社は今回の公開について、完成度が100点でなくても、形の当たりを取る用途や下地のメッシュを作る用途なら現状でも使えると説明している。

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FabScene編集部

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