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Z80を開発したZilogのマイコン、全製品の受注が12月21日で終了

米Littelfuseは2026年9月21日付の製品廃止通知で、グループ会社のZilogが手がけるマイコンについて、現在扱っている製品群をすべて終了すると顧客に知らせた。最終注文の受け付けは2026年12月21日で締め切り、それ以降の注文には応じない。

Zilogは、Intelから独立した技術者らが設立した半導体メーカーで、1976年に8ビットのマイクロプロセッサー「Z80」を開発した。IEEEの技術誌「IEEE Spectrum」によると、Z80は家庭用パソコンの規格「MSX」や米国のパソコン「TRS-80」などに使われ、プリンターやファクス、モデムといった機器にも組み込まれた。米コンピューター歴史博物館は、Z80が業界で最も多く生産され、最も長く使われたアーキテクチャーの1つになったと記している。

Z80そのものは、すでに生産を終えている。Zilogは2024年4月15日に、Z80のCPU「Z84C00」の生産終了を通知した。2025年4月21日付の改訂版の通知では、残った在庫の注文を2025年5月30日まで受け付け、2025年12月1日までに引き取るよう求めていた。

ZilogはZ80の設計を発展させたマイコン「eZ80」系なども販売してきた。Zilogのデータシートによると、eZ80系はZ80と同じ64KBのメモリー空間で動くモードを持つ。

今回の通知は、対象を「残る全ての現行マイコン製品群」とし、具体的な品番は添付の一覧で示すとしている。納入日の指定は2027年6月21日まで受け付けるが、供給には限りがあり、Littelfuseは受けた注文の数量を減らしたり、納期を遅らせたりする可能性があるとしている。通知には、終了の理由も代替品の案内も記載されていない。

Zilogは2025年10月20日付の通知で、eZ80系の「eZ80L92」など一部の品番を、需要がほとんどないことを理由に先に終了させていた。今回の通知で、残っていた製品群の受注も12月21日で終わる。

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FabScene編集部

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