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米特許庁、Bambu Labに侵害評決が出た特許2件の請求項を無効と判断

米国特許商標庁の特許審判部(PTAB)は、3Dプリンターメーカーの中国Bambu Labが侵害したと陪審が認めた米Stratasysの特許2件について、侵害とされた請求項を特許として認められない(無効)とする最終決定を出した。決定は2026年9月28日と29日付で、同庁の審判手続きの公開システム「P-TACTS」で公開された。

対象は、ノズルが造形物や造形台に触れたときの力をセンサーで測る技術の特許2件(米国特許9168698号と10556381号)だ。2件とも、プリンターの部品の摩耗やゆがみによる誤差を、押し出し部にかかる力から検出する仕組みを権利の範囲としている。

Bambu Labの中国法人Shenzhen Tuozhu Technologyは2025年2月、この2件の有効性を争う「当事者系レビュー(IPR)」を特許審判部に申し立て、同年10月に審理が始まった。決定によると、10556381号は申し立てた請求項1〜16のすべてが、既存の技術から容易に考えられるとして無効になった。9168698号は請求項1〜11と13〜15が無効で、請求項12だけは無効と示されなかった。

力の検出に関する2件は、米テキサス州東部地区連邦地方裁判所の陪審が2026年9月17日に侵害を認めた4件の特許に含まれる。FabSceneが9月19日に報じたとおり、裁判所は翌18日に計2760万ドル(約44億円)の支払いを命じる判決を出しており、力の検出に関する2件の分は計280万ドル(約4億4000万円)だった。決定は、陪審が無効と認めなかった請求項(10556381号の請求項1と11、9168698号の請求項10)も無効としている。特許審判部は、裁判で争われた先行技術の組み合わせと今回の組み合わせは異なるため、陪審の判断と矛盾しないと説明している。

一方、賠償額のうち最大の1420万ドル(約22億円)を占める多色造形用のパージタワー(ノズルの色を切り替えるときに材料を捨てる塔)の特許9421713号については、特許審判部は2026年6月9日、申し立てられた請求項をいずれも無効としない最終決定を出している。P-TACTSでは、この決定は上訴中と表示されている。

Bambu Labはこのほか、評決の対象になっていないStratasysの特許2件(11886774号と10569466号)についてもIPRを申し立てており、それぞれ9月28日と10月5日に最終決定が出た。

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FabScene編集部

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