中国Seeed Studioは2026年10月30日、小型マイコンボード「XIAO」シリーズの情報を1カ所にまとめたWebサイト「XIAO Development Hub」を公開した。ボードの選定と比較、ピン配置の確認、ブラウザーからのファームウェアの書き込み、設計資料やソフトウェアの一覧をそろえた。
同社のブログによると、XIAOはプロセッサー、無線機能、メモリー、搭載センサー、消費電力の異なる機種が増え、作りたいものに合うボードを探しにくくなっていた。新設の「Product Selector」には現在23機種が載っている。EspressifやNordic、Raspberry Piなど7社のチップの種類、Wi-FiやBluetooth LE、Zigbeeといった通信方式、搭載センサー、アンテナの有無で絞り込める。候補に残った機種は仕様を横に並べて比べられる。
「Pinout Viewer」は、ボードの表と裏の両面について、ピンの機能を画面上で確かめられるツールだ。GPIOや通信用のピンの割り当て、配線の注意を1つの画面で調べられる。センサーをつなぐ前に、静止画のピン配置図と別の資料を突き合わせる手間を省く狙いがある。
「ESP Flasher」はESP32を積んだXIAOにブラウザーからファームウェアを書き込むツールだ。USB-Cでボードをつなぐと機種を自動で判別する。書き込むファームウェアは、同社が動作を確かめた公式のものか、自分で用意したbinファイルから選ぶ。binファイルを追加すると、書き込み先のアドレスを提案する。ファイルは書き込みの前に確認され、書き込み後にはボード上で正しく書けたかを検証する。シリアル出力を見るモニターも同じ画面に備える。つながらないときの対処として、データ通信に対応したケーブルを使うこと、BOOTボタンを押しながらUSBを差すことを案内している。ESP32以外のXIAOにも今後対応する予定だ。
このほか、回路図や設計データなどのハードウェア資料、公式のライブラリやファームウェア、対応するプログラミング言語やRTOSの一覧を載せた。XIAOを使った作例を探せるProject Hubと、次の機種や機能への要望を送れるOpen Roadmapにもつながる。同社はサイトの不具合をGitHub Discussionsで受け付けており、報告が採用されるとXIAOのグッズと交換できるクーポンを贈る。