
福岡市のカホパーツセンターが2025年7月4日から自作キーボード関連商品の販売を開始する。嘉穂無線ホールディングスグループに新たに加わった自作キーボード専門店「遊舎工房」との連携により、九州で初めて同社製品を店頭販売する。取り扱い品目は自作キーボード本体12種、キーキャップ10種、スイッチ22種、周辺パーツ38種の計82品目で、すべて遊舎工房と同一価格で提供される。
遊舎工房は東京都台東区上野に本社を置く自作キーボードキット販売の専門企業。同社は2025年3月25日に嘉穂無線ホールディングスが全株式を取得し、同グループの子会社となった。嘉穂無線HDは1950年創業で、電子工作キット製造販売の「イーケイジャパン」、ホームセンター「グッデイ」など、ものづくりやライフスタイル領域で事業を展開している。
子会社化後も遊舎工房のブランド、運営体制、秋葉原店舗、ECサイトは従来通り継続されており、今回の九州展開は強固な経営基盤を活かした事業拡充の一環として実現した。
カホパーツセンターでは、初心者から中級者向けモデルを店頭で直接販売し、上級者向けモデルは遊舎工房からの取り寄せ対応を行う。自作キーボード本体の価格帯は1~2万円台で設定されている。
取り扱い製品には、初心者向けに設計されたスタンダードな配列の「Primer79」、トラックボール採用でマウス機能もカバーするオールインワンキーボード「cocot46plus」、快適なタイピングを可能にする分割キーボードなどが含まれる。
