3Dプリント自助具デザインコンテスト2025、エントリー募集中

一般社団法人ICTリハビリテーション研究会が、「3Dプリント自助具デザインコンテスト2025」を開催すると発表した。エントリー期間は2025年6月1日から8月31日まで。参加費は無料で、複数応募も可能となっている。

同コンテストは、3Dプリンター技術を活用して日常生活を支援する自助具をデザインする取り組み。ICTリハビリテーション研究会では設立当初から3Dプリンターを活用した自助具制作を支援しており、ケア・介護領域での3Dプリンター活用に大きな進展が見られるようになってきたことを受け、2023年からコンテストを開催している。

参加資格は「どなたでも」となっており、日本語でのコミュニケーション能力が必須条件。最終審査会は2025年10月25日にオンラインで開催される予定で、結果発表も同日に行われる。

賞は最優秀賞(1名/組予定)、優秀賞(2名/組予定)、学生賞(1名/組予定)が設けられている。最優秀賞の副賞として3Dプリンター1台が贈られる。優秀賞と学生賞の副賞については検討中となっている。

2024年度の最優秀賞は、手の不自由な方のための食事介助ロボット「マイ アーム」

事務局運営は、同研究会が主体となって運用するプラットフォーム「COCRE HUB(コクリハブ)」が担当する。コンテストの詳細な応募要項については、2025年4月14日に公開済みとなっている。

審査員には、作業療法士でカクイックスイングの松元義彦氏、株式会社アシテックの小林大作氏(作業療法士、デジタル推進委員)、3Dプリントエンジニアのはるかぜポポポ氏、無印良品でおなじみの株式会社良品計画生活雑貨部企画デザイン課、ファブラボ品川ファウンダーの濱中直樹氏が名を連ねている。

ICTリハビリテーション研究会では、2025年4月16日にコンテストの説明会をオンラインで開催。2024年の優秀作品の紹介や、2025年のコンテストのポイントについて説明を行った。その際の様子は動画でもアーカイブされている。

応募方法や選考スケジュールは公式ウェブサイトにまとめられている。

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FabScene編集部

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