ESP32で自作した心電図測定装置、リアルタイム波形表示を実現

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RedditのESP32コミュニティで、マイクロコントローラーESP32を使った心電図(ECG)測定装置の自作事例が公開されている。投稿者のTemporary-Brick-8295氏は、AD8232 ECGモジュールとESP32を組み合わせ、2.8インチTFTディスプレイにリアルタイムで心電図波形を表示するコンパクトな装置を製作した。

同装置はAD8232 ECGモジュールで心電図信号を取得し、ESP32で処理した後、病院の機器と同様に波形を画面上でスクロール表示する仕組みとなっている。製作者は「心疾患のある人にとって実用的なコンパクトで低コストのECG装置」と説明している。

プロジェクトの詳細はGitHubリポジトリで公開されており、回路図、ソースコード、製作ログが含まれている。また、動作デモンストレーション動画もYouTubeで公開されている。

電源ノイズ対策が課題

コミュニティからのフィードバックでは、特に欧州地域での使用において商用電源からの磁気ノイズ(50/60Hz)が問題となることが指摘されている。一部のECGモジュールには60Hz用のノッチフィルターが内蔵されているが、50Hz地域では適切にノイズが除去されない可能性がある。

このため、ECG装置は商用電源ではなく必ずバッテリー駆動とし、室内の電力線から発生する磁界の影響を最小化する必要があるとのアドバイスが寄せられている。

※注記:この装置は教育・学習目的のDIYプロジェクトであり、医療診断や治療には使用できない。心電図の解釈には専門的な医学知識が必要で、異常が疑われる場合は必ず医療機関を受診すること。また、自作の医療関連機器の使用は安全上のリスクを伴う可能性がある。

関連情報

GitHub プロジェクトページ

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