シャットダウン後に電源を切るラズパイ用基板「safePowerV2」

FabScene(ファブシーン)

TKJ製作所は、Raspberry Piの電源を安全に制御できる基板「safePowerV2」の完成品をスイッチサイエンスで販売開始した。オフスイッチを押すとシステムをシャットダウンしてから電源を切る仕組みで、突然の電源断によるmicroSDカードの破損を防ぐ。価格は3980円(税込)。

Raspberry Piには電源スイッチがなく、動作中に電源を切るとシステムファイルが破損して起動しなくなることがある。safePowerV2は基板上のオンスイッチで電源を投入し、オフスイッチを押すとOSを安全にシャットダウンしてから電源を遮断する。

基板サイズは64×58mm。外部スイッチ用の端子があり、最小3本の配線でケースの外からワンプッシュで電源のオン/オフを操作できる。初心者やお子さんが使う場面や、ケースに組み込んで装置として運用する場面を想定している。

電源入力はDCプラグに対応しており、5V 2A以上のACアダプターが使える。USB端子を頻繁に抜き差しする必要がなくなり、端子の劣化も防げる。

対応機種はRaspberry Pi Zero〜4B。Raspberry Pi 5は電源容量の関係で動作が不安定なため対象外としている。対応OSはBullseye 11.11、Bookworm 12.9〜12.12、Trixie 13.1で動作確認済み。制御用のPythonプログラムはGitHubでMITライセンスのもとオープンソースとして公開されている。

組み立てキット版も2970円(税込)で販売している。

関連情報

ラズベリーパイ用 電源を安全に制御する基板(safePowerV2)(完成品)(スイッチサイエンス)

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