
ARグラスメーカーのXREALが、CES 2026に合わせて新製品2機種を発表した。ARグラス「XREAL 1S」は2024年12月発売の「XREAL One」の後継機で、解像度や明るさを向上させながら価格を50ドル下げた。「XREAL Neo」は1万mAhのモバイルバッテリーとDisplayPort映像ハブを一体化した周辺機器で、Nintendo SwitchやSteam Deckとの組み合わせに対応する。
XREAL 1S:スペック向上と価格引き下げを両立
XREAL 1Sは、前モデルのXREAL Oneから複数の仕様を引き上げている。解像度は1080pから1200pに、明るさは600nitから700nitに、視野角は50度から52度に、アスペクト比は16:9から16:10に拡大した。リフレッシュレートは最大120Hzを維持している。
重量は82gで、装着すると目の前に平均171インチ相当の仮想スクリーンが現れる。ボタン操作で最大500インチまで拡大できる。Boseがチューニングしたスピーカーを内蔵し、周囲の明るさに応じて自動調光するエレクトロクロミック機能も搭載した。
独自開発の「X1」空間コンピューティングチップにより、3DoF(3自由度)トラッキングで仮想スクリーンを空間に固定できる。21:9や32:9のウルトラワイド表示にも対応する。
価格は449ドル(約6万3000円)で、前モデルの499ドルから50ドル引き下げた。
XREAL Neo:バッテリーと映像ハブの一体型
XREAL Neoは、1万mAhのモバイルバッテリーにDisplayPort Alt Mode対応のUSB-Cハブ機能を組み合わせた製品だ。ARグラスの弱点である「スマートフォンのバッテリー消費」と「映像出力端子のない機器との接続」を同時に解決する。
Nintendo Switchは通常、テレビ出力にドックが必要だが、XREAL Neoを使えばドックなしでXREALグラスに映像を出力できる。Switch本体の画面は720p/60Hzだが、XREAL 1Sとの組み合わせで1080p/120Hzの表示が可能になる。Steam Deckでは1200p/120Hzに対応する。2025年発売予定のNintendo Switch 2にも対応するとしている。
内蔵USB-Cケーブル、マグネット式コネクタ、折りたたみ式の金属キックスタンドを備える。入力は30W、出力はバッテリー駆動時20W、65W以上の充電器接続時は最大45Wに対応する。
価格は発売記念価格として2026年2月4日まで99ドル(約1万4000円)、以降は119ドル(約1万7000円)となる。出荷は2026年2月を予定している。
Real 3D:あらゆる映像を3D化
同時に発表された「Real 3D」は、2D映像を3Dに変換する機能だ。X1チップがリアルタイムで処理するため、専用アプリや特殊なプレーヤーは不要。動画配信サービス、ゲーム、自分で撮影した写真や動画など、あらゆるコンテンツを3D表示できる。XREAL 1SとXREAL One Proで利用可能で、ファームウェアアップデートで有効化する。
XREAL 1SとXREAL Neoは2026年1月4日からXREAL公式サイト、海外ECサイトで販売を開始した。

