M5Stack、日本発オープンソースロボット「StackChan」をKickstarterで製品化

FabScene(ファブシーン)

日本のMakerコミュニティで生まれた手のひらサイズのロボット「StackChan」(スタックチャン)が、M5Stackの手でKickstarterに登場した。キャンペーン終了は2026年2月12日。

StackChanは、エンジニアの石川真也氏が2021年に個人プロジェクトとして公開したオープンソースロボットだ。ソースコードやハードウェア設計をGitHubで公開したところ、世界中のMakerがDIYキット化やAI機能の追加など独自の改良を加え、コミュニティ主導で進化を続けてきた。

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画像出典元:プレスキット

M5Stackはこのコミュニティの動きを受け、2025年3月から製品化に着手。石川氏をオリジナルクリエイターとして迎え、コミュニティで培われたノウハウを集約した完成品キットとしてKickstarterで展開する。

製品版StackChanは、ESP32-S3(デュアルコア240MHz)を搭載し、16MB Flash、8MB PSRAMを備える。2.0インチのIPS液晶ディスプレイには静電容量式タッチパネルを採用。0.3メガピクセルのカメラ、デュアルマイク、1Wスピーカー、9軸IMU(加速度・ジャイロ・地磁気)などを内蔵する。

首の動きは水平360度、垂直90度をカバーし、いずれもフィードバック付きサーボを採用した。ユーザーの声や動きに反応して表情を変えたり、踊ったりする動作が可能だ。700mAhのバッテリーを内蔵し、USB-Cで充電できる。本体サイズは54×70×62mm、重量186g。

AI音声アシスタント機能を搭載し、音声コマンドでスマートホーム機器を操作できる。スマートフォンアプリと連携すれば、外出先からStackChanの表情や動きを遠隔操作したり、他のStackChanユーザーと交流する「Chan-to-Chan」機能も使える。

開発環境はMicroPython、Arduino、UIFlow、ESP-IDFに対応。Groveインターフェースを3ポート備え、外部センサーやモジュールを接続できる。NFCやIR送受信機能も搭載しており、IoT機器との連携も想定している。LEGO互換のマウント穴も用意した。

Kickstarterでの価格はEarly Bird枠が69ドル(約1万1000円)。2台セットのDouble Packは129ドル(約2万円)、教育機関向けの5台パックは319ドル(約4万9000円)となっている。出荷は2026年4月を予定する。

関連情報

StackChan(Kickstarter)

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