トランジスタ技術3月号、モータ制御の基礎から1万円インホイール・モータまで徹底解説

FabScene(ファブシーン)

CQ出版は2026年2月10日、「トランジスタ技術」2026年3月号を発売する。特集は「磁束Φ丸見え! モータ・モータ・大車輪」で、市販モータの活用法から1万円で入手できるタイヤ一体型インホイール・モータの制御技術まで、実践的な内容を網羅している。定価は1100円(税込)。

特集は大きく2部構成となっている。第1部「できるモータ入門!市販モータ・フル活用電子工作」では、入手しやすい定番モータの活用方法を解説する。扱うのは大トルクで回せる「TTモータ」と呼ばれるDCモータ、角度を指定して±90度制御できるRCサーボモータ、1個250円以下で入手できるステッピング・モータなど。砂川寛行氏が入門者向けに各モータの特徴と使い方を紹介する。

宮村智也氏による「数百WクラスDCモータのお手軽ドライブ&制御回路の製作」では、試しにくい大出力モータ制御を市販ラジコン用部品から拝借する実践的な手法を紹介。さらに、モータが出力するトルクと回転数をエクセルで一発計算できるシートも無料公開される。DCモータとブラシレスDCモータの両方に対応している。

第2部「自作カートに便利!1万円タイヤ一体型『インホイール・モータ』入門」では、岩路善尚氏がインホイール・モータの構造から制御までを詳解する。インホイール・モータは、タイヤと一体化したブラシレスDCモータで、大トルクで発進できるのが特徴だ。

具体的には、ネット通販で入手したインホイール・モータのパラメータ調査方法、ルネサスRX72Tマイコンを使った制御回路とソフトウェア、120度通電とベクトル制御の実験、センサレス制御の実装方法などを段階的に解説する。センサレス120度通電制御では、回りはじめの位置推定を可能にする磁気飽和起電圧IVMS方式を紹介。センサレス・ベクトル制御では、専用モータでなくても実現可能な高周波重畳方式を提案している。

その他の注目記事としては、川口正氏による連載「『当たり前』から始めるプリント基板設計テクニック集」第2回で、シンプルなディジタル回路の基板設計テクニックを解説。中村浩和氏の「過酷-20~+105℃で動くIoT小型リチウム・イオン電池回路」では、日本一寒い町でも動作するソーラー電源システムを紹介する。

連載記事では、木村真也氏の「FPGA内部信号が丸見え!モニタ表示回路の製作」第8回、中村黄三氏の「計測用16ビットA-D変換に学ぶプロのアナログ回路設計ノウハウ」第7回などが掲載されている。

関連情報

トランジスタ技術2026年3月号

CQ出版
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