3Dプリンターで作るボトルキャップ発射機、ビール瓶のサイズ別に4種類のデータを公開

FabScene(ファブシーン)

ビール瓶の王冠を開けると同時に飛ばせる3Dプリント製の栓抜き「Bottlecap Shoot」の3Dデータが、MakerWorldで公開された。制作者はドイツのKarl Knall氏。

瓶の口に被せてレバーを押し下げると、王冠が外れると同時に前方へ飛んでいく仕組みだ。Karl Knall氏は「確実に機能するデザインを見つけるために、さまざまなアイデアとアプローチを試した」と説明している。多くの試行錯誤の末、同じ銘柄のボトルでも微妙に形状が異なること、王冠の締まり具合にもばらつきがあることが分かったという。

公開されているデータは4種類で、0.33Lの小型瓶、0.5Lのスリム形状、0.5Lの太い形状、コロナボトル(355ml)に対応する。いずれもドイツで流通しているボトルを基準に設計されており、国や地域によってはサイズが合わない可能性があるとKarl Knall氏は注意を促している。

レバー部分は消耗品として設計されており、摩耗した場合はレバーだけを再造形して交換できる。Karl Knall氏はBambu Lab A1でPLAとPETGの両方で造形してテストした。コメント欄ではPETGでの造形を勧めるユーザーが多く、「PLAは衝撃に弱くすぐに壊れる可能性がある。さらに警告なしに破断し、鋭いエッジが現れる」という指摘もある。

造形時間はボトルサイズによって異なり、コロナボトル用が約56分、0.33L小型瓶用が約1時間24分、0.5L用が約1時間。使用フィラメントはPLA BasicまたはPLA Tough+で、特殊な部品やネジ類は不要だ。

コメント欄のユーザーからは、コロナボトル用の評価が特に高い一方、オランダのAmstelやHertog Janなど一部の銘柄ではうまく機能しないという報告も寄せられている。Karl Knall氏はそうしたフィードバックに対し、個別にサイズ調整を提案するなど対応を続けている。ボトル形状という身近な対象の微妙な寸法差に向き合い、データを公開してユーザーからのフィードバックで改良を重ねていく過程は、3Dプリントによる個人のものづくりの典型的なサイクルだろう。

関連情報

Bottlecap Shoot(MakerWorld)

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