
OCuLink 5.0とThunderbolt 5の両インターフェースを備えたポータブルeGPU「eGryphon」を、中国・深圳を拠点とするeGryphonがKickstarterで先行受注中だ。スーパーアーリーバード価格はRTX 5060Ti搭載モデルが香港ドル3420(約6万8000円)、RTX 5070搭載モデルが香港ドル3899(約7万8000円)で、いずれも通常価格の40%オフと案内されている。
eGryphonの核心はOCuLinkとThunderbolt 5のデュアルインターフェース構成だ。OCuLink 5.0はPCIeのレーンを直接外部に引き出す規格で、Thunderbolt経由と比べて帯域幅の損失が少なく、GPUの性能をほぼネイティブに引き出せる。一方でThunderbolt 5対応のノートPCやデスクトップには付属アダプターを追加することで接続できる。OCuLinkがデフォルト接続で、Thunderbolt 5を使う場合はオプションのアダプターが必要となる。
GPUは2モデルを用意した。RTX 5060Ti(16GB DDR7)はローカルAI処理を重視するクリエイター向け、RTX 5070(12GB DDR7)はゲーミング用途での高フレームレート描画を主なターゲットとしている。AI性能は988 AI TOPSで、画像生成や大規模言語モデルの推論など、クラウドを使わないオンデバイスAI処理にも対応する。
400Wの電源を本体に内蔵しており、外付け電源アダプターは不要だ。最大4台のディスプレイに同時接続できるため、マルチモニター環境の構築にも使える。付属のThunderbolt 5アダプターはeGPU接続専用ではなく、本体から取り外して外付けSSDとして単独使用できる設計になっている。
冷却面では、ピーク時のクロック周波数を維持しながら静音性を確保する設計を採用しているという。筐体は旅行や外出先での使用を想定したコンパクトな作りで、キャリングケースが付属する。OCuLinkケーブル(50cm)も同梱されており、購入直後からすぐ使える構成だ。
出荷予定は2026年6月。スーパーアーリーバード枠はRTX 5060Tiが100個限定で、取得時点で残り19個だった。

