ArduinoがUNO Q向け7製品を発表——ラズパイカメラ対応キャリアも

FabScene(ファブシーン)

Arduinoは2026年3月27日に開催したArduino Days 2026の初日に、UNO Q向けの7製品を一挙に発表した。電源・ハブ類、キャリアボード2種、デバッグボード、そしてModulinoシリーズの新モデルが揃っており、UNO QをSBC(小型コンピュータ)として本格活用するための周辺環境が整う構成だ。

電源・USBアクセサリは3種が追加される。45W USB-C電源アダプタ「Arduino USB-C Power Supply」、データと電源を同時伝送する24ピンUSB-Cケーブル、そしてHDMI・イーサネット・複数USB・電源パススルーを1台にまとめた8-in-1 USB-Cハブが追加される。ハブはUNO Qにモニターやキーボードを接続してSBCとして使う際に必要な接続を1本で補う設計だ。

UNO Media Carrierは、カメラ・ディスプレイ・オーディオの拡張に対応するキャリアボード。JMEDIA・JMISCの高速コネクタで接続し、すべてのピンをパススルーするため他のモジュールとの併用も可能だ。22ピン4レーンのMIPI CSIコネクタを2基搭載しており、Raspberry Pi用カメラモジュールを2台同時接続できる。MIPI DSI経由でのディスプレイ接続にも対応し、オーディオは3.5mmジャックを3系統備える(マイク・ラインアウト・イヤピース)。

UNO Breakout Carrierは、JMEDIAおよびJMISCの信号を標準ヘッダに引き出すブレイクアウト基板。オーディオ・I²C・SPI・UART・PWM・電源レールへの直接アクセスを提供し、カスタム回路や外部測定器との接続を簡素化する。

Arduino Bug Hopperは、JCTLコネクタ経由でUNO Qに接続するデバッグ専用の小型ボード(38.5×11mm)。FTDI社のFT230XQ-RチップによるUSB-to-UARTブリッジで、メインI/Oを占有せずにシリアルデバッグとロギングを行える。5V・3.3V・VTARGETの電源状態をLEDで確認できる。

Modulino LED Matrixは、8×12のLEDマトリクスを持つ新しいModulinoノード。Qwiicコネクタで接続してデイジーチェーンで複数連結でき、既存の11種のModulinoと組み合わせて使える。アニメーションや通知表示など視覚フィードバックに活用できる。

Modulino LED Matrixはすでに公式直販サイトで販売されているが、国内の主要ECストアでの取り扱いは確認されていない。他の6製品も順次発売される予定で、各種の認証が取得され次第、国内での取り扱いも開始になることが予想される。

関連情報

fabsceneの更新情報はXで配信中です

この記事の感想・意見をSNSで共有しよう
  • URLをコピーしました!
目次