
スマートフォンのカーナビアプリは便利だが、運転中に画面を注視するのは危険だ。Android AutoやCarPlayに対応した車載ディスプレイがあれば解決するが、すべての車に搭載されているわけではない。
Shreyas氏がGitHubで公開した「navHUD」は、ESP32と128×64ピクセルのOLEDディスプレイだけで「次にどこを曲がるか」を表示する自作デバイスだ。ナビアプリの画面を丸ごと映すのではなく、次のターン情報だけに絞って表示する。
仕組みはシンプルで、専用のAndroidアプリがGoogleマップなどのナビ通知をスマートフォンの通知パネルから取得し、テキストデータとしてパースする。BLE(Bluetooth Low Energy)のパケットサイズに収まるよう分割したデータをESP32に送信し、ダッシュボードに設置したOLEDモジュールに表示する。

ナビアプリのAPIを直接利用せず、通知パネルの情報を経由している点がこのプロジェクトの設計上の割り切りだろう。Googleマップをはじめとするナビアプリは、CarPlayやAndroid Auto以外の外部デバイスにナビデータを公開していない。通知パネルの読み取りであれば、アプリの種類を問わず動作する可能性がある。
ソフトウェアはKotlin(Androidアプリ)とC++(ESP32ファームウェア)で書かれており、ソースコードはGitHubで公開されている。開発者はESP32-C3への移行も予定しているという。

