
Redditユーザーのrobcholz氏が、ESP32-C3を使ったUSB-C電力モニター「Lumen」を製作し、ハードウェアからファームウェアまで完全オープンソースで公開した。
USB-C電源(充電器、モバイルバッテリー、USBハブなど)と接続機器(ノートPC、開発ボード、スマートフォンなど)の間に挟んで使用し、電圧、電流、電力をリアルタイムで計測する。robcholz氏によれば、既存のオープンソース電力モニターは「再現が難しい」「セットアップが面倒」「結局シリアルコンソールに数字が出るだけ」といった課題があり、デバッグ時だけでなくデスクに常時置ける実用的なデバイスを目指して開発したという。
PCソフト不要、本体だけで完結するUI
小型ディスプレイとロータリーエンコーダーを搭載し、すべての操作と表示を本体だけで完結できる設計となっている。シリアルコンソールやPCソフトウェアは不要で、回転で項目選択や値の調整、短押しで決定、長押しで戻るといった操作体系を採用した。UIアニメーションには2次伝達関数とS字カーブのイージングを組み合わせており、滑らかな表示遷移を実現している。
IMU(慣性計測ユニット)も搭載しており、モーションベースの操作や画面の向き検知に対応する。robcholz氏は「IMUはコア機能ではなく、インタラクションの実験やUIフィードバック用」と説明している。
プロジェクトはPCB設計、部品表、筐体の3Dデータ、ファームウェアをすべてGitHubで公開しており、ファームウェアの書き込みはブラウザから直接実行できる。ローカルでの開発環境構築は不要で、試験期間中の1週間で製作したという。
UIフレームワーク「VisionUI」は現時点ではバイナリ形式での提供だが、APIが安定した段階でオープンソース化を予定しているとのこと。

