飛行・走行するオープンソースの変形ドローン、STLからPCBまで設計データを公開

FabScene(ファブシーン)

ドローンは飛ぶ。ロボットは走る。この2つを1台にまとめようとすると、どちらかの性能が犠牲になるのが一般的だ。GitHubユーザーのAlvaro L(L42ARO)氏が公開した「Mercury」は、シンプルな変形機構でその制約に挑んだオープンソースプロジェクトだ。

Mercuryは飛行と地上走行の両方に対応する変形型ロボット・ドローンで、最大1kgのペイロードを搭載できるカーゴベイも備える。フライトコントローラーにはArduPilotとGPS、センサー類にはRGB・デプス・サーマルカメラの3種類を積んでおり、Raspberry Pi 5がメインコンピュータとして搭載されている。変形は120Nリニアアクチュエーター2個で行う。

構成パーツは8インチプロペラ4枚、BLDC Motor(A2812 900KV)4基、3S 2200mAhリポバッテリー2本など。フレームはカーボンファイバーで製作する。ホイールとプロペラガードを兼ねた構造で、地上走行時にはプロペラを保護する仕組みになっている。

制御はMAVProxy経由でArduPilotフライトコントローラーとブリッジを構成し、Pythonで書かれた自律走行ソフトウェアと組み合わせて動作する。操作はWebブラウザーからアクセスできるコントロール画面で行える。ネットワーク越しにリモート操作する場合はTailscaleのセットアップを推奨している。

STLファイル(機体アセンブリ用)、PCBガーバーファイル、ソフトウェアすべてがGitHubで公開されており、同じ機体を自分で製作できる。Alvaro L氏はfdotincのBlueprint Programの期間中に設計から製作まで約1ヶ月で仕上げたという。

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