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1982年の名機ノートPC「GRiD Compass」用にしゃべる周辺機器を自作

1982年に登場した伝説的なノートパソコン「GRiD Compass」を修復し、それに向けて「しゃべる」周辺機器を自作した人がいる。レトロな電子工作で知られるScott M. Baker氏が、GPIBという端子につなぐ音声合成器を作り、本人は「世界初のGPIB音声合成器」とうたう。

GRiD Compassは、今のノートパソコンの原型とされる名機だ。記憶装置に磁気バブルメモリーを積み、頑丈さからNASAが宇宙にも持ち込んだ。プリンターやディスク装置などの周辺機器をつなぐのに、GPIB(IEEE-488とも呼ぶ計測機器向けの接続規格)を使う。Baker氏は、この機械のために、あえてGPIB接続の音声合成器を選んだ。

仕組みが巧みだ。この音声合成器は、GPIBにつなぐプリンターのふりをする。パソコン側からは、文字や数値を「印刷」する感覚でデータを送るだけで、合成器がしゃべる。専用の難しい操作はいらない。

もう一つの工夫が、当時のさまざまな音声合成チップを使い分けられる作りだ。GPIBとやり取りする土台の基板に、チップごとの差し替え式モジュールを載せる。チップを替えれば、時代ごとの音声をいろいろ試せる。

Baker氏は、届いた個体が電源電圧の違いに少し戸惑いつつもすぐ動いたと振り返り、修復の過程と製作の詳細を自身のブログと動画で公開している。

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FabScene編集部

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