有料のレーザー加工ソフト「LightBurn」の作業の流れにならい、LightBurnのプロジェクトファイルを開いて保存もできる無料のソフトが「OpenBurn」として公開された。作ったのはベネズエラで工学を学ぶSantiago Leal氏で、2026年10月24日にGitHubで公開し、翌25日までにバージョン0.7.1へ更新した。
LightBurnは米LightBurn Softwareが販売するレーザー加工ソフトで、買い切りのライセンスはCore版が99ドル(約1万6000円)、Pro版が199ドル(約3万1000円)する。更新を受けられるのは使い始めてから1年間で、その後も更新を受けるには40ドル(約6300円)を払って延長する。
OpenBurnでは線や四角形、文字などを描き、色ごとに分けたレイヤーに速度や出力、加工の回数を割り当てる。レイヤーを一覧で操作する画面や、各レイヤーの詳しい設定画面は、同氏がLightBurnの公開資料をもとに作り直した。取り込んだ写真は白黒の点の散らばりで濃淡を表す方式を複数から選んで加工できる。加工の順番を最適化してGRBL向けのGコードを書き出し、パソコンにUSBでつないだGRBL機をそのまま動かせる。機械をつながなくても、内蔵のシミュレーターでレーザーの動きを確かめられる。
加工前の条件出しを助ける機能もある。出力と速度の組み合わせを変えたマス目を一度に加工する材料テストのほか、焦点の高さを少しずつ変える焦点テスト、レーザーが削り取る幅を測るテストを備える。測った値は材料ごとに保存し、次の加工で呼び出せる。
LightBurnのファイル形式は公式に文書化されていない。同氏は実際のファイルで読み込みと書き出しを往復させて互換性を確かめたと説明し、LightBurnのソースコードは使っていないとしている。LightBurn Softwareとは関係がないこともREADMEに明記した。LightBurn形式で書き出すとグループは解除され、回転させた画像は回転なしで書き出されるといった制限もある。
GitHubのリリースではLinux向けのAppImageを配布し、Flatpakの登録も審査中だ。WindowsとmacOSではソースコードから組み立てる。動かせる機械はGRBLで制御するものに限られ、Ruidaの制御基板やガルバノ式の加工機への対応は今後の予定に挙がっている。ライセンスはMITだ。