
PrintableAccessoriesが手がける「3D Printable Rotary Tool Workshop」がKickstarterにて資金調達キャンペーンを実施している。手持ち型の小型回転工具を、やすりがけ機や穴あけ機、切削機といった据え置き型の作業機械に変身させる3Dプリント製のアクセサリーセットだ。
組み立て式設計で拡張性を重視
3D Printable Rotary Tool Workshopは、土台となるタイル、工具を固定するパーツ、引き出し収納システムなど複数のパーツで構成されている。正方形のタイルを机に固定し、その上に必要な工具ステーションを取り付けることで、限られたスペースでも本格的な作業台を構築できる仕組みだ。
各タイルには3Dプリント製のボルトで機器や収納引き出しを固定するための穴が設けられている。小型工具の固定には蝶番式のラッチと専用のキャップを使用し、作業中のずれや振動を防ぐ。また、四角いブロック型の引き出しを作業スペースに直接取り付けることで、工具や部品の整理も効率的に行える。
キャンペーンでは、穴あけ機、やすりがけ機、切削機、小型のこぎりの各ステーションが基本セットに含まれ、目標金額を上回った場合の追加特典として、さらなる工具アタッチメントも予定されている。プリント時間は穴あけ機で32時間、材料重量0.85kg、作業台タイルで7時間、0.21kgとなっている。
キャンペーンは2025年9月19日まで実施され、プランに応じたSTLファイルが支援者に届く。3Dデータは一般的な家庭用3Dプリンターに対応している。