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マイコンでアプリを焼き直さず入れ替えられるOS「AkiraOS」が公開

マイコンのアプリを、ファームウェアごと焼き直さずに入れ替えられるオープンソースのOS「AkiraOS」が公開された。OSとアプリを切り離す仕組みで、開発者のArtur R0K3R氏(pen.engineering)が手がける。例えるなら、サーバーで使われる「Docker(ドッカー)」のような仕組みを、マイコンで使う。

ふつうマイコンは、機能を変えるたびにプログラム全体を書き込み直す。AkiraOSは、土台となるOSと、その上で動くアプリを分ける。アプリは「WebAssembly(WASM)」という形式の小さなプログラムで、OSに触れずに通信経由で入れ替えや更新ができる。OSは安定したまま、アプリだけを差し替えられる。

同じアプリのファイルが、ESP32-S3やNordicのnRF、STM32など、異なるマイコンでそのまま動く。作り直しがいらない。アプリは1台に最大8個まで入れられ、同時に2個まで動かせる。1個あたりの容量は50K〜200KB。アプリが1つ落ちても、機器全体は動き続ける。各アプリは、許可した範囲のハードウェアにしか触れない。

中身は、リアルタイムOSの「Zephyr」の上に、WASMを実行する仕組み(WAMR)を載せている。WAMRは、そのまま実行する方式と、事前に変換して10〜50倍速く動かす方式を選べる。画面やGPIO、BLE、センサーなど18種類の機能を、アプリから扱える。

ソフトはApache 2.0ライセンスのオープンソースで、GitHubで公開している。動作の中心はESP32シリーズで、パソコン上で試せる仕組みもある。開発者は、専用の基板としてESP32-S3を使う「AkiraConsole」を、クラウドファンディングのCrowd Supplyで近く公開する予定だとしている。

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FabScene編集部

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