
Arduinoは2026年3月4日、開発環境「Arduino App Lab」にEdge Impulseとのネイティブ統合機能を追加したと発表した。Arduino UNO Q上でカスタム機械学習モデルの学習、管理、デプロイまでをApp LabのUI内で完結できる。
Arduino App Labにはこれまでもキーワード検出や物体認識などのプリビルトAIサンプルが用意されていたが、独自データで学習したカスタムモデルを使うには外部ツールでの作業が必要だった。今回の統合により、App Lab内の「Bricks > AI Models」メニューから「Train new AI model」を選ぶと、Arduinoアカウントを介してEdge Impulse Studioに接続し、データ収集からモデルの学習、App Labへの読み込み、ボードへのインストールまでを一連の流れで操作できるようになった。複数のモデルを切り替えて管理する機能も備える。
対象ボードのArduino UNO Qは、Qualcomm Dragonwing QRB2210 SoCを搭載したLinux対応のArduinoボードで、STM32U585マイクロコントローラーとの2プロセッサー構成を採用する。SoC側でPythonベースのAI推論を処理し、マイクロコントローラー側でGPIOやセンサーの制御を担当する。App Labは、このLinuxとリアルタイム制御の両方を統合的に扱うための開発環境として設計されている。
Edge Impulseはエッジデバイス向け機械学習プラットフォームで、音声分類、物体検出、画像分類、異常検知などのモデルをブラウザー上で構築できる。

