Arduino、スマートホーム規格Matterの学習キット「Matter Discovery Bundle」を61.04ドルで発売

FabScene(ファブシーン)

Arduinoが、スマートホーム規格Matterに対応したデバイスの学習と試作ができるキット「Arduino Matter Discovery Bundle」を発売した。価格は61.04ドル(約9500円)で、Arduino Storeで購入できる。2026年1月に英国の教育展示会BETT 2026で先行公開していたものだ。

Matterは、Connectivity Standards Alliance(CSA)が策定したオープンソースの通信規格で、異なるメーカーのスマートホーム機器を相互接続できる。Apple HomeKit、Google Home、Amazon Alexa、Home Assistantといった主要プラットフォームが対応しており、メーカーを問わず機器が連携する。

キットの中核はArduino Nano Matterボードだ。Silicon Labs MGM240Sシステムオンチップを搭載し、Arm Cortex-M33コア(78MHz)、1536KBフラッシュ、256KB RAMで動作する。Matter、Thread、Zigbee、Bluetooth 5.3をサポートし、2.4GHz帯で通信する。

キットにはNano Matterのほか、QWIIC端子付きNano Connector Carrierと3種類のModulinoモジュールが付属する。Modulino Latch Relayは250VAC/8Aまで対応するリレー出力、Modulino DistanceはToF(Time of Flight)方式で最大1200mmまで測定できる距離センサー、Modulino Thermoは温湿度センサーだ。はんだ付けなしでQWIIC端子から接続でき、センサー入力からリレー出力まで一通りの構成を試せる。

ハードウェアに加え、7モジュール構成のオンラインカリキュラムにアクセスできる。Matterの基礎知識からNano Matterのセットアップ、ネットワーク構築、応用機能までを段階的に学べる内容で、修了するとArduino Certified Engineerの資格を取得できる。

なお、MatterはThread対応のボーダールーター(Apple TV 4KやHomePodなど)を経由してスマートホームネットワークに接続する仕組みのため、キット単体ではスマートホーム機能は動作しない点に留意が必要だ。

関連情報

The new Arduino Matter Discovery Bundle(Arduino Blog)
Arduino Matter Discovery Bundle(Arduino Store)

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