「Autodesk Fusion マスターズガイド ベーシック編 改訂第3版」が5月26日発売

ソーテック社は2025年5月26日、3D CADソフトウェア「Autodesk Fusion」の解説書「Autodesk Fusion マスターズガイド ベーシック編 改訂第3版」を発売した。著者は小原照記氏と藤村祐爾氏。全393ページ。

本書は、2024年1月に「Fusion 360」から「Autodesk Fusion」へ名称変更されたオートデスク社のクラウドベース3D CADソフトウェアに対応している。「Fusion 360 マスターズガイド ベーシック編」の改訂第3版となる。

11章構成で基礎から3Dプリントまで解説

本書は全11章で構成されている。第1章で基本操作を解説した後、第2章から第5章では、ペン立て、コマ、マグカップ、チョコレートの型といった作例を通じて3Dモデリングを学ぶ。第6章ではロボットの組立と図面作成、第7章ではフォームモデリングの基本を扱う。

第8章と第9章では、リクライニングチェアとミニ四駆ボディという、より複雑な形状のモデリングに挑戦する。第10章ではレンダリング、第11章では3Dプリントについて解説している。

各モデリングの作成プロセスは省略せずに解説されており、すべての制作プロセスを動画でも確認できる。提供されるサンプルデータには、お菓子の型のイラストデータ、アセンブリ・アニメーション・図面用ロボットデータ、リクライニングチェアの人物データ、ミニ四駆ボディ用シャーシデータ、レンダリング用練習データ、デカール用データなどが含まれる。Web限定の演習用ロボットデータも用意されている。

世界一の閲覧数を記録した著者が執筆

著者の小原照記氏は、日本人初のAutodesk Fusion 360ユーザー試験合格者で、2017年にはAutodesk Knowledge Network閲覧数「世界一」として表彰された実績を持つ。共著者の藤村祐爾氏は、オートデスク社でFusionビジネスを取りまとめるマネージャーを務めている。

Autodesk Fusionは、CAD・CAM・CAE・PCBを統合したクラウドベースのソフトウェアで、個人から企業まで幅広く利用されている。本書では、3Dモデリングの基本から、アセンブリ、アニメーション、図面作成、レンダリング、3Dプリントまで、Autodesk Fusionの主要機能を網羅的に解説している。

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FabScene編集部