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デュアルノズルでサポート材を軽く剥がせるBambu Lab「X2D」が発売——AMS Comboで16万5000円

2026年4月15日、Bambu Labは「X2D」を発表、同日から販売開始した。日本公式サイトでの価格は単体で12万6000円(税込)、AMS 2 Pro付きコンボが16万5000円(税込)で、出荷は4月28日頃の予定だ。

X2Dは2022年に登場したX1 Carbonの後継機として位置づけられる。X1 Carbonはすでに生産終了が発表されており、X2Dがその後継にあたる。

デュアルノズルのしくみ

X2Dの最大の特徴は、2つの異なる方式のエクストルーダーを1台に搭載した点だ。左ノズルはツールヘッドに直付けのダイレクトドライブ方式でモデル本体を造形し、右ノズルは本体背面に固定されたエクストルーダーからPTFEチューブを通してフィラメントを送るBowden方式でサポート材を造形する。2つのノズル切り替えは追加モーターなしにギアとトリガーの機構だけで完結するため、ツールヘッドの重量増加を最小限に抑えている。

これにより、サポート材を「剥がしやすい専用フィラメント」で造形できるようになる。従来はモデルと同じ材料でサポートを作るため、ニッパーやサンドペーパーが必要だったが、X2Dでは手で軽く引き剥がすだけで済む。多色造形においても、ノズルを即座に切り替えられるため不要なパージ(捨て造形)が減り、消費フィラメントと時間を節約できる。

ノズル最高温度は300℃、チャンバーは65℃までアクティブ加熱可能で、ABSやASA、ナイロンなどのエンジニアリング系フィラメントに対応する。メインエクストルーダーには1万回/秒の速度でトルクと位置を計測するPMSMサーボモーターを搭載し、フロー変動をリアルタイム補正する。造形サイズはシングルノズル使用時で256×256×260mm、デュアル同時使用時は235.5×256×256mmとなる。

現行モデルとの比較

同社の現行シングルノズル機「P2S」(単体約8万3000円)はアクティブチャンバー加熱を持たずデュアルノズルも非対応で、X2Dはその2点で大きく優位に立つ。一方、同社でデュアルノズル機構を先行搭載していた「H2D AMS Combo」(39万9800円)は造形サイズが350×320×325mmと大きくレーザー加工にも対応する多機能機だが、価格は2倍以上だ。X2DはH2Dのデュアルノズル機能をX/Pシリーズの筐体サイズ・価格帯で実現した機種と位置づけられる。

なお補助ノズルの最高速度は200mm/s(メインノズルより遅い)で、サポート材専用として設計されている点には留意が必要だ。

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FabScene編集部

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