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ラズパイOSがセキュリティ強化——パスワードなしsudoをデフォルト無効化した「Raspberry Pi OS 6.2」が公開

Raspberry Pi財団が2026年4月14日、「Raspberry Pi OS 6.2」をリリースした。昨年公開されたTrixieベースのOSとして2回目のアップデートにあたり、過去数か月の細かな変更とバグ修正をまとめたものだ。ただし1点、ユーザーに直接影響する重要な変更がある。パスワードなしのsudoがデフォルトで無効化された。

これまでRaspberry Pi OSは、一般ユーザーがsudoコマンドを使う際にパスワードを求めない設定になっていた。コマンドの前にsudoを付けるだけで管理者権限の操作が実行できる便利な仕様だが、物理的にアクセスできる人物であれば誰でも管理者権限の操作を実行できるという潜在的なセキュリティホールでもあった。

今回のアップデート以降は、sudoコマンドを実行するとパスワードの入力を求められる。正しいパスワードを入力すればコマンドが実行され、誤った場合は拒否される。デスクトップのコントロールセンターから管理者権限を必要とする操作を行う際もダイアログで確認が入る。一度パスワードを入力すると5分間は再入力不要だ。

従来の動作に戻したい場合は、コントロールセンターの「System」タブにある「Admin Password」スイッチをオフにすることで、パスワードなしのsudo設定へ切り戻せる。

なお、この変更は新規インストールにのみ適用される。既存のインストール環境へのアップデートでは、スイッチはコントロールセンターに表示されるが、パスワードなしsudoは明示的に設定を変更しない限り維持される。

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FabScene編集部

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