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庭の上でコウモリが虫を捕らえた瞬間まで分かる検知器、BirdWeatherが発売

鳥の鳴き声を機械学習で識別する装置を作ってきたBirdWeatherが、コウモリ向けの「PUC Bat Edition」を発売した。価格は499ドル(約7万6800円)で、月額の利用料はかからない。夜のあいだ録り続け、頭上を通ったコウモリの種類と、そのとき何をしていたかを判定する。

コウモリの反響定位は人の耳に届かない。虫を食べる種の多くは20〜60kHzで鳴き、種によっては11kHzから200kHzを超えるものまである。同社の説明では、128kHzで録れば60kHzあたりまで解像でき、コウモリがいることは分かる。ただし60kHzより上で鳴く種を見分けたり、鳴き方の細部から行動を読んだりするには足りない。

そこでBat Editionは250kHzで標本化する。ここが判断の分かれ目で、ハードウェアは384kHzまで出せるのに、あえて250kHzを選んでいる。 同社は理由を、実際の設置場所で記録された種はほぼすべて250kHzで解像でき、それを超えると処理の流れが大幅に遅くなるわりに識別できる種がほとんど増えないためだと説明する。最も多くのコウモリを最良に聴ける速度を採ったという。

判定するのは種類だけではない。探索、追跡、そして虫を捕らえる直前の「フィーディングバズ」の4つに分類する。フィーディングバズは、規則正しく並んでいた鳴き声が捕獲の瞬間に密集した固まりへ変わるもので、これが記録されていれば、そのコウモリはただ通り過ぎたのではなく、そこで狩りをして何かを捕らえたことになる。分類器は2026年8月時点のv53で、215種、60属、11科を識別できるとしている。

すでに稼働している。2026年6月から24カ国、5大陸の345台が、50万回を超える検知と56種を記録した。同社は10000台以上の常時録音局を持ち、そのデータは光害が野生生物の行動を変えることを扱った研究にも使われている。

同梱するのは充電式のリチウムイオン電池パック、64GBのSDカード、屋外に設置するための小屋型のカバー。標準のPUCと同じくBirdNETも動くので、昼は鳥、夜はコウモリを同じ装置で追える。米国とカナダ以外はオランダのVeldshopが扱う。

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FabScene編集部

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