スマホの画面からキャラクターが飛び出す小型デバイス「エポメトロープミニ」がクラウドファンディング開始

FabScene(ファブシーン)| テクノロジーの「現場」を記録するメディア

スマートフォンの画面に映ったキャラクターが宙に浮いて見える小型デバイス「エポメトロープミニ」のクラウドファンディングが、2025年8月18日にKibidangoで開始される。開発元のメビウステクノロジーが発表した。

エポメトロープミニは、スマートフォンを上に置くだけで、画面の映像が空中に浮かんで見える仕組みだ。本体内部で回転する特殊なミラーがスマホの映像を反射することで、まるでSF映画のような立体映像を作り出す。キャラクターの横顔まで見えるほど広い角度から映像を楽しめる。

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エポメトロープミニが動作する様子写真提供メビウステクノロジー

クラウドファンディングは2025年8月18日午前10時から10月16日まで実施される。早期支援者向けの割引価格は8500円で、通常価格は9900円となっている。本体の大きさは手のひらサイズで、重さは約430g。カラーはレッド、グレー、ブルー、ホワイトの4色から選べる。電源はUSBケーブルで供給するため、コンセントやモバイルバッテリーがあれば使用できる。

購入前に実物を見たい人向けに、複数の展示イベントが予定されている。8月18日から27日まで渋谷の404 Not Found/404 STOREで展示されるほか、10月4日から5日には東京ビッグサイトで開催される「Maker Faire Tokyo」にも出展される。

開発者の三木悠尚氏は多摩美術大学でデジタル技術を使った表現の研究を行っており、これまで大学の研究室に留まりがちだった立体映像技術を、誰でも楽しめる製品にしたいと考えて開発したという。

メビウステクノロジーは2025年4月に設立、エポメトロープミニが初めての製品となる。

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FabScene編集長。複数のエンタープライズ業界でデジタルマーケティングに携わる。2013年にwebメディア「fabcross」の設立に参画。サイト運営と並行して国内外のハードウェア・スタートアップやメイカースペース事業者、サプライチェーン関係者との取材を重ねる。

2017年に独立。編集者・ライターとして複数のオンラインメディアに寄稿するほか、スタートアップ支援事業者の運営に携わる。スタートアップや製造業を中心とした取材実績多数。

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