
スイッチサイエンスが、Espressifの「ESP32-C5-WROOM-1-N16R8」を搭載した開発ボード「ESPr Developer C5」を2026年3月30日に発売した。価格は2420円(税込)。
ESP32-C5は2.4GHzと5GHzのデュアルバンドWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応したマイコンで、ESP32シリーズとしては初めて5GHz帯を使えるモデルだ。家庭内では電子レンジやBluetoothデバイスとの混雑が進む2.4GHz帯の干渉を避け、5GHz帯でより安定した通信が見込める。スマートホーム標準規格「Matter」への対応が広がる中、実用的な強みになる。
プロセッサは32ビットRISC-Vシングルコアで最大240MHzで動作する。フラッシュROMは16MB、PSRAMは8MBを搭載。無線はWi-Fi 6のほかBluetooth 5 LE(Bluetooth 6.0認証取得済み)、Thread 1.4、Zigbee 3.0に対応し、Matter対応デバイスの開発に必要な無線規格を一通り備える。動作温度範囲は-40℃〜+85℃。工事設計認証取得済み(020-250079)のため、国内での実用製品への転用もできる。
ボード上には3.3Vレギュレータ、リセットスイッチ、ダウンロードモードスイッチ、汎用LED(IO27)を実装。ハンダ付けなしでI2Cセンサーを接続できるQwiic/STEMMA QTコネクタ(IO0=SDA、IO1=SCL)も搭載しており、手早くプロトタイプを組み上げられる。電源はUSB Type-C(5V)とVINピン(3.7〜6.0V)の両対応で、同時使用も可能だ。USB接続時の突入電流を抑えるソフトスタート機能も備える。
また、ESP32-C5-WROOM-1には最大48MHzで動作する低消費電力コアも統合されており、スリープ中も一部処理を継続できるため、常時接続を前提とするIoTデバイスへの応用に向く。
型番はSSCI-110068。スイッチサイエンスのウェブショップで販売中だ。

