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「ESP32-E22」がWi-Fi 6E認証取得、Linux用ドライバ公開

Espressifは2026年6月、無線コプロセッサ「ESP32-E22」がWi-Fi AllianceのWi-Fi 6E認証を取得し、Linux用のオープンソースドライバを公開したと発表した。2026年1月のCESで披露した同社初のWi-Fi 6E対応チップで、一般提供に向けた準備が進んでいる。

ESP32-E22は、Wi-FiやBluetoothの通信処理を専門に担い、別の高性能なプロセッサ(ホスト)を補助する無線コプロセッサだ。これまでのESP32は、単体で動く安価なマイコンとしてIoTや電子工作に広く使われてきた。E22はその位置づけが異なり、ラズパイのような組み込みLinuxボードや他社製プロセッサにつないで、無線機能を肩代わりする。ホストとはPCIe 2.1やSDIO 3.0でつなぐ。

最大の特徴は、2.4GHz帯と5GHz帯に加えて6GHz帯にも対応するWi-Fi 6Eだ。6GHz帯はEspressif製品では初めてで、近距離で大きなデータをやり取りする用途に向く。160MHz幅のチャンネルと、複数の機器と同時に通信する2×2 MU-MIMOを使い、最大2.4Gビット/秒の速度をうたう。Bluetoothはクラシックと5.4のBLEに両対応する。処理には自社開発のRISC-Vコアを2基積み、最大500MHzで動く。

今回のWi-Fi 6E認証は、Wi-Fi Allianceが標準への準拠と他機器との相互接続性を確認するものだ。あわせて公開したLinux用ドライバは、GitHubでApache 2.0ライセンスのオープンソースとして配布する。ただし現時点では、アクセスポイントとしての動作やWi-FiとBluetoothの同時利用など一部の機能は未対応で、今後のリリースで対応するとしている。

ESP32-E22は、M.2モジュールの形でMediaTekやIntelの無線モジュールと競合する見込みだ。ホストに無線機能を足す部品として、Espressifが新たに広げる製品群の起点になる。チップとM.2モジュール「ESP32-E22-M2-1」はまだ一般販売されておらず、評価用のサンプルはEspressifへの問い合わせで入手できる。

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FabScene編集部

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