技術評論社が、マイコンを使った電子工作の入門書「マイコン電子工作&プログラミング スターターブック」を2026年10月15日に発売する。ArduinoやRaspberry Pi、ESP32など、種類の異なるマイコンの基礎から、センサーやモーターを動かすプログラミングまでを1冊にまとめた。全392ページの全ページカラーで、定価は3520円。予約を受け付けている。
扱うマイコンは幅広い。ArduinoとRaspberry Pi、ESP32を軸に、micro:bit、Raspberry Pi Pico、M5Stackも取り上げる。それぞれの成り立ちと得意分野を説明し、用途に合った選び方を示す。
プログラムは2つの言語で併記する。Arduinoで使うArduino言語(C++)と、Pythonの一種であるCircuitPythonの両方で、同じ処理をどう書くかを並べて載せる。読者は手元のマイコンと好みの言語に合わせて読み進められる。ScratchやMakeCode、M5Stack向けのUIFlowといった、ブロックを並べて作るプログラミング環境も扱う。
後半は、部品を思いどおりに動かす制御の解説にあてる。デジタルとアナログの入出力、PWM出力、I2CやSPIによる接続から始まり、ブラシ付き・サーボ・ステッピングの各モーターの回し方、キャラクターディスプレイやOLED、カラー液晶への表示、温度・気圧・距離・モーション・色・GPSといったセンサーの読み取りまでを、配線とコードの両面で示す。
Wi-Fiを使う応用も収める。マイコンをHTTPサーバーとして動かす方法や、外部のWebサーバーへアクセスする手順、スマートフォンへ通知を送る方法などを、ArduinoとCircuitPythonの両方で解説する。
各章の終わりには、作例を紹介する読み物を挟む。テレビの視聴時間を測るタイマー、Arduboyの互換機、ライントレーサー、プラレールの自動ポイント切り替え器、脈拍に連動して動く猫耳などが並ぶ。
著者の藤本壱氏は群馬医療福祉大学の教員で、1993年から2019年までPC関係のフリーライターとして雑誌や書籍を執筆してきた。2016年にRaspberry Piで電子工作を始め、現在は主にESP32を使う。ビジュアルプログラミングを楽しむ「Tsumicky」というプロジェクトも進めている。
判型はA5で、電子版は準備中としている。