
日本発のパフォーマンスランニングブランドHYBEX(ハイベックス)が、ブランド初のランニングシューズ「HX LENS」を2026年2月20日に発売した。価格は2万8600円(税込)。サイズは24.5~28.0cm(ユニセックス、0.5cm刻み)で、カラーは3色展開。Alpen TOKYO、atmos千駄ヶ谷店、mita sneakers、Herringbone Footwear、Runner(富山県)の国内5店舗と自社オンラインストアで販売する。
HX LENSの核となるのは、特許取得済みのソール技術「HeliX(ヘリックス)」だ。3Dプリントで製造した上層のメタマテリアル構造と、超臨界発泡フォームの下層を組み合わせた二層構造で、着地時に「前方に回転しながら潰れる」動きをする。着地の衝撃を吸収しつつブレーキ力を低減し、そのエネルギーを回転運動によって前方への推進力に変換する仕組みだ。従来のランニングシューズでは両立が難しかった衝撃吸収性と滑らかな体重移動を同時に成立させたとしている。
耐久性も検証済みだ。実走テストでは累計500km以上の走行後もソール構造にへたりや破損は確認されず、ラボの屈曲テストでは屈曲角度50度、毎分70~100回のペースで計12万5000回の連続負荷を加えた結果、3Dプリント構造体にクラック(亀裂)や構造的な破綻は見られなかったという。約2年間の開発期間中に150以上のプロトタイプを経て完成した。
アッパーには部位ごとに編み密度を変えたエンジニアードメッシュを採用し、ホールドが必要な箇所は支えつつ可動域には柔軟性と通気性を確保した。内部に補強レイヤーを重ねた二層構造で横ブレを抑え、かかと周辺の剛性配分を最適化したヒール設計で着地時の安定性を高めている。ソール部にはインソールから3Dプリント構造層へ連なるベンチレーション(通気経路)も設けた。アウトソールにはCPU(キャストポリウレタン)素材を採用し、一般的なラバーと比較して耐摩耗性に優れるとしている。重量は245g(26cm)、ドロップは5mm、ソール最大厚は約39mmだ。
HYBEXは2019年設立。2025年のISPO Munich(ドイツ・ミュンヘンで開催されるスポーツ用品見本市)で「ISPO Brandnew Award」のアジア唯一のファイナリストに選出されている。発売に合わせ、2026年2月20~22日に代々木公園BE STAGEでローンチ展示会「Flow」を開催するほか、atmos千駄ヶ谷店でも2月20~23日にフィッティング体験を含むイベントを開催する。

