
soundcore NebulaがKickstarterで、4Kトリプルレーザープロジェクターと7.1.4チャンネルサラウンドサウンドシステムを一体化したモバイルシアター「Nebula X1 Pro」のクラウドファンディングを開始した。
Nebula X1 Proは、4K解像度(3840×2160)、3500ANSIルーメンの明るさ、トリプルレーザー光源を搭載したプロジェクターと、合計出力400Wの7.1.4チャンネルサラウンドサウンドシステムを一体化した製品だ。7つの水平チャンネル、1つのサブウーファー、4つのオーバーヘッドチャンネルで構成され、全方位から音が包み込む立体音響を実現する。
プロジェクター本体には、内蔵サブウーファー1基、フロントサラウンドスピーカー2基、リアサラウンドスピーカー2基を搭載。ワイヤレススピーカーは8時間のバッテリー駆動が可能で、25msの超低遅延と30m以内での同期を実現している。
本体サイズは432×343×762mm、重量は32.8kg。キャスターと伸縮式ハンドルを内蔵し、スーツケースのように持ち運びできる。電源を入れるとスピーカーモジュールが自動展開し、ワイヤレスで瞬時にサラウンドサウンドを構築する仕組みだ。
第2世代U字型レーザーエンジンを採用し、従来モデルより10%明るく、より鮮やかな色彩を実現。14枚の全ガラスレンズ構成により、歪みやぼやけのない鮮明な映像を長期間維持する。6ブレードのダイナミック絞りと局所調光により、ネイティブコントラスト比5000対1、ダイナミックコントラスト比5万6000対1を達成している。
高精度3D LUTキャリブレーションにより、10億以上の色値をマッピングし、制作者の意図に忠実な色再現を実現。独自の画像処理エンジン「NebulaMaster 2.0」が、スクリーンサイズ、周囲光、コンテンツタイプに応じてHDRトーンマッピングをリアルタイムで動的調整する。
冷却システムには従来の空冷方式より15%優れた液冷システムを採用し、静音性と長寿命化を両立。動作音は26dBで、映画鑑賞を妨げない静かさを実現している。
簡単セットアップと多様なオプション
AIによる空間適応機能により、フォーカス、角度、台形補正、最適なサイズ設定をワンクリックで完了。0.9対1から1.5対1の電動光学ズームにより、部屋の大きさに応じた柔軟な投影が可能だ。
オプションとして、5.1mの200インチインフレータブルスクリーンと3.7mの120インチインフレータブルスクリーンを用意。専用スクリーンにはフロントスピーカー用の接続ポートが両側に組み込まれている。内蔵バッテリー搭載の電動ポンプが付属し、200インチスクリーンは5分、120インチスクリーンは1分で膨らませることができる。
Kickstarter限定の早期割引価格は、X1 Pro単体が2999ドル(約42万円)、16.7フィートアウトドアシアターバンドル(200インチスクリーン付き)が3698ドル(約52万円)、10フィートアウトドアシアターバンドル(120インチスクリーン付き)が3478ドル(約49万円)。出荷開始は2025年11月を予定している。